水産に関する研究成果を紹介する「福井の水産研究シンポジウム」が2月6日、福井県敦賀市きらめきみなと館で開かれた。水産関係者や高校生らが、漁獲量の推移や養殖手法について報告した。

 水産業に関心を持ってもらおうと、県内の産学官が連携し水産分野での新産業創出を目指す「ふくい水産振興センター」が開いた。県立大や県水産試験場の専門家のほか、若狭高生、漁師、企業関係者らが9テーマで登壇した。

 「若狭ぐじ」の資源量調査について、水産研究・教育機構水産技術研究所の井関智明主任研究員が発表した。直近10年で漁獲量が低迷した背景について「漁船の出漁隻数が半減している」と指摘。近年の推定資源量は微増傾向にあるとし、漁獲割合が低くなっている状況を考察した。

 このほか、若狭高生は県内の漁獲高が全国首位のサワラを使った缶詰作り、漁師は単価が高騰しているアオナマコの人工種苗生産に関する話を披露した。

 また、若者と水産業の関わりを考えるパネルディスカッションや若狭高生によるポスター発表などもあった。
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