福井県小浜市中井の妙祐寺にある市指定天然記念物のしだれ桜が満開を迎えている。ライトアップされた薄ピンク色の桜が辺り一帯を幻想的な雰囲気に包んでいる。3月22日夜は、地域住民や写真愛好家が訪れ、見事な枝ぶりの桜の下で写真を撮るなど楽しんでいた。見頃は今週いっぱい。

 同寺のしだれ桜は、140年ほど前に檀家(だんか)の一人が身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)(山梨県)から苗木を譲り受け、植樹したと伝わる。雑木林の中で長年ひっそりと咲いていたが、25年ほど前に竹やぶを切り開いたところ偶然見つかったという。

 高さ約17メートル、幹回りは約2・5メートル。東西に大きく広がる枝は地面に届くほど垂れ下がっている。

 住職によると、14日ごろから咲き始め、例年より1週間ほど早く20日に満開となった。住職は「コロナ禍の今だからこそ、桜を見られた方に心を少しでも癒やしてもらえればうれしい」と話していた。

 敦賀から毎年来ている60代女性は「今年はどんな桜かと楽しみに来た。一本桜が町を照らしているようで美しい」と話していた。ライトアップは午後6時半〜同9時半。

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