「第36回頼成の森花しょうぶ祭り」が11日、砺波市頼成の県民公園頼成の森で始まった。600品種70万株のハナショウブが咲き、国内最大級の水生植物園6ヘクタールを彩る。頼成の森が10年以上かけて作り出したハナショウブの新品種の名前が「明紫(あけむらさき)」と「水響(みずひびき)」に決まり、開園式で命名者2人に認定証が渡された。祭りは20日まで。

 現在2、3割の花が咲いており、来週半ばごろに見頃を迎える見込み。開園式で五島辰夫実行委員会長があいさつし、夏野修市長、川辺一彦市議会議長らが祝辞を述べた。同市東保の東般若保育園の年長児17人が元気に踊りを披露し、会場を盛り上げた。

 新品種は紫と白色の2種類で、品種改良を重ねて2018年に完成した。19年の祭りで名前を募集したところ、全国から約400件の応募があった。紫には金原尚志(ひさし)さん(24)=同市徳万、会社員=が考えた「明紫」、白には阿部成予(まさよ)さん(50)=高岡市清水町、同=の「水響」が選ばれた。

 金原さんは「幼い頃からよく来ていたイベント。大人になってからも関わることができてうれしい」、阿部さんは「家族と訪れたことがあり、なかなかない機会だと思って応募した」と喜んだ。水生植物園には新品種名が書かれた看板が立てられ、優美な花を観賞できる。

 祭りは県や市、市観光協会などでつくる実行委員会が開いた。会期中、苗の販売や写真コンテストなど多彩なイベントを行う。新型コロナウイルス対策でシャトルバスの運行は中止する。入園無料。
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