福井県越前市の和紙や打刃物、箪笥(たんす)をはじめとする工芸の魅力を身近に感じてもらうフェスティバル「千年未来工藝祭」は8月28、29日、市AW―Iスポーツアリーナを中心に開かれる。4回目となる今年は、県内外から過去最多となる作り手140人超が出展し、技術や製品に込めた思いを発信。新企画として、産地の未来を担う若手職人がオリジナル作品の制作に挑戦し、来場者と交流する。

 昨年は新型コロナウイルスの影響でオンライン中心だったため、2年ぶりの現地開催。伝統工芸職人や市による実行委員会が7月28日、市役所で概要を発表した。

 メインアリーナは夜市をイメージし、プロジェクションマッピングや音楽で非日常空間を演出。伝統工芸や雑貨、ファッション、アートなどの作り手がブースを並べる。新企画の「若手職人チャレンジ応援プロジェクト」は、使い手との触れ合いからニーズを探ってもらうのが狙い。市内3産地の20〜30代の若手職人8人が、製作工程で出る廃材を使った創作に挑む。

 サブアリーナでは、和紙の墨流しやミニカー作りなど多彩なワークショップを開く。隣接する多目的グラウンドにはキッチンカーや屋台が出店し、来場者が持ち込んだ野菜を使って即興料理を提供するコーナーも。空き缶を使ったおみこし作りなど来場者参加型のアート制作も展開する。

 オンラインでは昨年の経験を生かし、これまでの出展者のサイトにつながるホームページのほか、オーダーメードで工芸品を注文できるサイト、バーチャルで工房を見学できる動画コンテンツを公開する。

 箪笥職人で実行委員長の男性は「ものづくりに関心のある人もない人も、会場で新しい工芸を感じてほしい」と来場を呼び掛けている。8月28日は午前10時から午後6時半(多目的グラウンドは同9時)まで。29日は午前10時から午後4時まで。

 感染防止対策のため、受付で消毒や検温、連絡先登録などの来場者管理を徹底した上で、人数制限を行う。県内の感染状況によっては、飲食スペース撤去やオンライン限定開催など内容変更を判断する。

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