村上堆朱(ついしゅ)事業協同組合(新潟県村上市)は、村上木彫堆朱の伝統の技を生かし、県産材のホオノキを使ったスマートフォンスピーカーを販売している。伝統工芸品を実用的なインテリアとして日常的に使えることから評判は上々だ。オリジナルの絵柄を希望する人も目立つという。

 スピーカーは電源不要。スマホを本体に差し入れて再生するだけで、箱内部で反響した音が大きく広がり出る仕組みだ。塗り仕上げを施すことで、木地そのままの状態より音の質がよくなったという。充電コードを接続できるため、スマホ置き場やインテリアとしても活用できる。

 県産材のホオノキは、住宅用建材などを手掛ける山新林業(村上市)と連携し、安定的に供給を受けることが可能になった。

 市内で3月に開いた「堆朱まつり」で試作品を展示し、来場者アンケートで人気だった黒塗りの竜や、朱がベースで色分け塗りの桜などのデザインを製品化。8月に販売を始めた。

 村上市猿沢にある工房「堆朱連峰」の高橋信夫さん(68)は「30〜40代を中心に受けている。購入者の半数から、犬や鳳凰(ほうおう)などオリジナル絵柄での注文をいただいた」と手応えを感じている。

 スピーカーのサイズは縦7センチ、横12センチ、高さ5・5センチ。価格は1万4300円から。問い合わせは同組合、0254(53)1745。メールはtsuishukumiai@aq.wakwak.com
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