県内外のご当地ラーメンの生麺とスープのセットを買える自動販売機が、富山市五福のアリスショッピングセンターに設置されている。新型コロナウイルスの影響で苦境に立つラーメン店を応援しようと東京の企業が企画したもので、北陸では初めてという。家にいながら各地の味を楽しめるまたとない機会となりそうだ

 「ご当地ラーメンセレクション」と称した自販機は、飲食店の商品開発などを手掛ける「ハッピーツリー」(東京)が考案。4月から設置を始め、富山が7カ所目。本場の味や香りを閉じ込めるため、冷凍保存した麺と具入りのスープを販売している。

 アリスショッピングセンターにあるラーメン店「とんこつ えびすこ」の小路晃店主(47)が企画の趣旨に賛同し、自販機のオーナーになった。今月4日に駐車場と2階をつなぐ階段の隣に設置した。小路店主は「ラーメンで世の中を盛り上げていければいい」と力を込める。

 えびすこのブラックラーメンをはじめ、東京ラーメン・オブ・ザ・イヤーで総合1位を獲得したことがある「すごい煮干しラーメン凪」(東京)や、東京ラーメンショーで2018年から2年連続グランプリに選ばれた「活龍 本店」(茨城)のウニを使った創作ラーメンなど、自販機には定評のある5店の味が並ぶ。今後はメニューの拡充を考えているほか、季節に合わせてラインアップを変えていく。

 市内から親子で訪れた天谷孝子さん(44)は「コロナで外食しづらいが、自宅で有名店の味を楽しむことができてうれしい」と笑顔で話した。
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