新型コロナウイルスの影響で福井県越前市でのリアル開催が中止となったクラフトマーケット「千年未来工藝祭」のオンラインコンテンツが8月28日、公開された。限定ストアでは、越前和紙、越前打刃物、越前箪笥(たんす)の伝統工芸士との対話からオーダーメードの品をあつらえてもらうことができる。

 オンラインストア「BESPOKE STORE」は2カ月間限定で、要望やイメージを伝えるなど職人とのやりとりから、伝統工芸の技を生かした世界に一つだけの品を注文できる。長田製紙所の長田和也さんが越前和紙タペストリー、タケフナイフビレッジの弥氏良寛さんが片刃牛刀など、小柳箪笥の小柳範和さんがキャビネットの制作を受け付ける。

 「バーチャルディスカバリー」は、360度カメラの動画を通じて和紙や打刃物の工房を見学できる。自分の好きな角度を設定して臨場感を味わえる。過去の出展者や出展予定だった伝統工芸、ファッション、アートの作り手のサイトにつながる紹介ページもある。

 今年の千年未来工藝祭は、2年ぶりとなる現地開催が28、29日に予定されていた。職人らでつくる実行委は「コロナ禍で行動が制限される中、自宅で気軽に工芸や産地の魅力を感じてもらいたい」としている。
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