コロナに負けずオンラインでつながろう−。昨年中止となった福井県高浜町和田地区の秋の恒例行事「和田de路地祭」が9月18日、オンライン催しとして復活する。参加者同士で画面越しにつながり、ライブやクイズ大会などを楽しみ絆を育む。ネットに親しみのない人のために参加方法を学ぶ教室を事前に開くほか、地元飲食店によるテークアウトも企画。より多くの人に参加してもらうため工夫を凝らしている。

 地区内の細い路地や民宿などを舞台に、2009年から毎年開催。町内外の学生も参加し、古民家カフェ、馬車運行、ファッションショーなど多彩な催しでにぎわう。参加者が料理を持ち寄り、60〜80メートルのテーブルを囲む「長街宴(ちょうがいえん)」は盛大で、大切な交流の場となっていた。

 12回目となる今回はコロナの収束が見通せない中、町外の高浜出身者らも参加できるオンラインイベントとして実行委が企画した。ビデオ会議アプリ「ズーム」や動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用して開催する。

 催しは午前7時から順次開催され、エコバッグ作り講座、脱出ゲームなど盛りだくさん。午後6時半からは「おうちでつながるオンライン長街宴」。ライブや和田地区に関するクイズ大会、これまでの祭りを撮影した作品のコンテスト、参加者での合唱を楽しむ。

 オンラインでの参加方法が分からない人向けに14〜17日の午後1〜2時、和田公民館で館長が指南する。予約は不要で「気軽に立ち寄ってほしい」と呼び掛けている。祭り当日はパソコンやスマートフォンを持っていない町民向けに、公民館で催しを中継する。

 今年は参加者で同じ食卓を囲めない代わりに、地元の飲食店「ブルーライトヨコヤマ」「別邸たち太」などがテークアウトメニューを用意。事前に予約すれば購入できる。

 実行委は「隣人とのコミュニケーションを楽しむという祭りの趣旨に沿ったイベントにしたい」としている。各種催しへの参加は、ネットで「和田de路地祭」で検索し、ホームページから申し込む。
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