桝田酒造店(富山市東岩瀬町、桝田隆一郎社長)は、北陸電力有峰ダム(同市有峰・大山)の内部で1年以上熟成させた日本酒を22日から販売する。初の試みで、まろやかな風味が特長という。21日に両社が発表した。

 ダムが昨年、完成から60周年を迎えたのに合わせ企画した。日本酒を貯蔵したのは、標高約千メートルのダムの内部にある「監査廊」と呼ばれる点検用通路。気温が年間を通じて約9度で安定しているため、熟成がゆっくりと進み風味がまろやかになるという。

 日本酒は純米大吟醸と純米原酒の2種類を用意し、仕込み水の一部には有峰ダムに流れ込む沢の上流の水を使用した。2019年11月から2度に分け、それぞれ690本を貯蔵してきた。純米大吟醸を「ありみね」、純米原酒を「有峰」と名付け、価格は1本(720ミリリットル入り)それぞれ5500円、3300円。桝田酒造店が運営する物販施設「沙石(させき)」(同市岩瀬大町)でまずは各210本販売する。両社は「北陸の電力供給を支える雄大な自然と有峰ダムに思いをはせて味わってほしい」と話している。

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