県と能登の4市5町などで構成する世界農業遺産活用実行委員会は13日、中能登町ラピア鹿島で「能登の里山里海」の世界農業遺産認定10周年を記念したフォーラムを開催した。行政や農林水産業、観光業などの約100人が講演やパネル討論で10年間を振り返り、豊かな自然を次世代につなげる意識を高めた。

 パネル討論には志賀町の農業法人「ゆめうらら」の裏貴大代表、珠洲市の古民家レストラン「典座」のおかみ坂本信子さん、のと共栄信用金庫能登地区統括部の芝垣圭太副部長、輪島市の「百笑(ひゃくしょう)の暮らし」の山本亮代表が登壇した。

 パネリストはコメ栽培や古民家民宿の経営など、里山里海を生かしたそれぞれの取り組みを紹介。世界農業遺産の継承に向けた今後10年間の展望として「多くの人とのつながりを強めたい」「先人の知識をしっかりと受け継ぎたい」などと意気込みを語った。

 宮下為幸中能登町長があいさつし、石井克欣県農林水産部長、北陸先端科学技術大学院大の敷田麻実教授が講演した。フォーラムは11月に七尾市で開く世界農業遺産国際会議の機運醸成を図るため企画した。14日には輪島市でも行われる。
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