福井県三方五湖の魅力を感じられる滞在型ツアーの商品化を目的に県観光連盟は11月28日、五湖周辺でカヤックと電動キックボードのモニターツアーを行った。大学生らが湖でカヤックをこぐなどして自然を満喫。同連盟は12月に水月湖でのクルージングツアーの実証実験も行い、来年4月までにカヤック、キックボード、クルージングのそれぞれが組み込まれたツアー3種類を商品化する。

 同連盟は五湖の魅力が語り継がれて自然環境も保全され、ガイドや関連事業者が持続的に稼げるようになる仕組み作りに今年9月から取り組んでいる。五湖周辺をガイドできる人材の発掘や年縞(ねんこう)を分かりやすく紹介できる紙芝居の制作を進めていて、滞在型ツアーの商品化も仕組み作りの一環。

 五湖周辺の自然を存分に楽しめるという点で、カヤックとキックボードに着目した。ツアーメニューとして組み込めるかを確かめるためにモニターツアーを実施。県内外の大学に通う学生と県内在住の外国人ら6人が参加した。

 三方湖でのカヤック体験では若狭町のまちづくり活動などを行う一般社団法人「Switch Switch(スイッチスイッチ)」の職員らがガイド役に。参加者は「湖面がすごく近い」などと喜びながら、カヤックを操縦。フナやコイを取るたたき網漁などの伝統漁法が同湖で行われているという説明も受けていた。

 キックボードも同法人の職員が指導し、湖沿いなどを走行した。新潟県出身で福井大2年の学生は「嶺南に来たのは初めてだったが、普段は味わえない体験ができてよかった」と話していた。

 同連盟によると、商品化されたツアーは専用サイトから申し込めるようにするという。誘客推進事業部長は「ガイドがいたのがよかったという意見が多かったので参考にしたい」と話していた。
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