福井県内最大の養殖トラフグ産地、敦賀市西浦地区で「敦賀ふぐ」の出荷が本格化している。12月1日は同市色浜で地元漁師らが丸々と肥えたフグ約1400匹を次々と水揚げした。来年2月ごろまで出荷が続く。

 同地区では市海水養魚協会に加盟する8軒が、敦賀湾に浮かべたいけすで養殖している。日本海の低水温で育った敦賀ふぐは身の締まりの良さが特長。例年、関西をはじめ、県内外で消費されている。

 この日、同市色浜の漁港では漁師と県漁連敦賀支所の職員8人が岸壁に移動したいけすから、1年半ほどかけて体長約40センチ、重さ約1キロに育ったフグを網ですくい、計量後にトラックに積載。大阪府などに運ばれた。

 5年前に父の跡を継いで漁師となった男性は「敦賀ふぐは身がしっかりしていてうま味が凝縮されている。より多くの人に味わってほしい」と期待していた。

 同協会によると、例年忘年会シーズンの12月に約5万匹を出荷している。今年も新型コロナウイルス禍の影響はあまり受けておらず、12月初旬から年末にかけて同程度を出荷予定。来年2月までに約6万匹を見込む。

 敦賀ふぐを食べられる店は敦賀観光協会のホームページや敦賀商工会議所が刊行した冊子「つるが旨(うま)いもんマップ」などに記載されている。
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