金沢市の金沢エムザ8階催事場で開催中の第47回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)は22日、会期終盤のにぎわいとなった。週末とあって家族連れの姿が目立ち、地元華道家が技と美の粋を尽くした新春の花展に目を凝らした。

 自身の米寿を機に、古流4代家元が残した図をもとにコオリ柳などで草木三種生の再現に挑んだ生花(せいか)や、奈良・東大寺ゆかりの品にツバキ、松、しだれ柳、仏手柑(ぶっしゅかん)などを寄せて春を表現した作品が、伝統を受け継ぐ心を示した。

 太く絡み合うフジヅルに、赤のサンキライや松、梅、ツバキを合わせて生命力を引き出した力作や、月夜の光を白いネコヤナギで表した物語の一場面のような現代花も並び、来場者は残りわずかとなった会期を惜しむように鑑賞した。

 後期展には北國芸術賞受賞者大作、特別大作、伝統様式花、現代自由花の計89点が並んでいる。23日まで。入場料は700円(中学生以下無料)。
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