佐渡の雄大な自然を表現した作品を数多く手がける新潟県佐渡市加茂歌代の版画家、市橋輝之さん(75)の作品展が、佐渡市両津夷の現代アートギャラリー「TAACHI(ターチ)」で開かれている。「佐渡百景」をテーマに、島の美しい情景を描いた木版画や水彩画など約100点を展示している。

 市橋さんは10代から版画を始め、県展や国展で入選、入賞を重ねてきた。7年ほど前に体調を崩し、版画からは遠のいていたが、創作意欲は衰えず、水彩画を手がけるようになった。

 市橋さんは「版画をやめてから眠れない日が増え、気分が晴れないことが多くなった。制作から離れたことで、描くことが生きがいだと改めて気づいた」と打ち明ける。

 会場には、相川の海岸で見た柔らかな夕日を描いた作品や、佐渡の海を青色の濃淡で表現した作品など、色彩豊かな版画と水彩画を楽しめる。

 訪れた両津地区の70代女性は「鮮やかな版画や水彩画が並びとてもきれい。いろいろな島の表情が美しく描かれている」と話した。

 30日まで。入場無料。午前11時〜午後6時。問い合わせは、0259(67)7723。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】