ガチャ引いて大野城下町巡る 福井県大野市、カプセルトイに古地図4種類
カプセルトイに入っている古地図を手に「おおのガチャさんぽ」をPRする鷲尾さん=6月29日、福井県大野市の越前大野城【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
越前大野城の城下町をもっと気軽に楽しんでもらおうと企画した。越前大野城にカプセルトイが入ったカプセル玩具販売機「ガチャガチャ」を置き、1回300円(別途入館料が必要)で販売している。
コースは▽越前大野城と城下町発展の礎を築いた「金森長近」▽大野で滅亡した戦国武将「朝倉義景」▽幕末の大野藩で財政再建や西洋技術導入に取り組んだ大野藩主「土井利忠」▽幕末の大野藩家老で、利忠に仕え財政再建を成し遂げた「内山良休」−の4種類を用意した。どのコースも2時間程度で周遊できる。
地図は江戸時代後期の安政5(1858)年以降に大野の城下町を描いた「大野町絵図」(市歴史博物館所蔵)を使用。朝倉義景の墓所や武家屋敷旧内山家、柳廼社、清瀧神社など、各偉人にゆかりのある観光スポットがコースごとに5カ所記されている。
また旧内山家や旧田村家、市歴史博物館、市民俗資料館、本願清水イトヨの里、COCONOアートプレイスのうち、いずれか1カ所を無料で利用できる共通入館券も同封。入館施設でアンケートに回答すると、抽選で15人に特製の御城印帳がプレゼントされる。
企画した大野市地域おこし協力隊で同協会の鷲尾さんは「古地図を片手に碁盤の目状の城下町のまち割りが残る大野のまちを散策する新鮮さを感じてほしい」と話している。
「おおのガチャさんぽ」は、11月30日まで。問い合わせは大野市観光協会=電話0779(65)5521。
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