長岡藩の小林虎三郎が説いた人材育成の精神を伝える「米百俵まつり」が1日、新潟県長岡市の大手通り周辺で開かれた。市民が北越戊辰戦争に臨む長岡藩士に扮(ふん)して通りを歩くメインイベント「越後長岡時代行列」が3年ぶりに復活し、祭りを盛り上げた。

 行列には映画「峠 最後のサムライ」の主人公、長岡藩軍事総督の河井継之助をはじめとする長岡藩士らの格好をした約80人が参加。「えいえいおー」と声を上げながら大手通りを練り歩いた。

 継之助が新政府軍と交渉した「小千谷談判」や、虎三郎が救援米で学校を設立しようと藩士を説得する場面を再現した寸劇もあった。

 長岡藩家老の牧野図書(ずしょ)を演じた新潟大付属長岡中学校1年の真野夢稀(いぶき)さん(13)は「よろいのずっしりした重さを感じた。長岡の偉人たちをもっと学びたくなった」と話した。

 祭りは市などでつくる実行委員会が10月の第1土曜日に毎年開いている。新型コロナウイルスによる2年連続の規模縮小を経て、今年は久々の本格開催となった。会場には屋台も並び、家族連れらが楽しんだ。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】