旧黒部鉄道100周年祝う ワンコイン・フリーきっぷ開始
黒部ワンコイン・プロジェクトと富山地鉄が毎年春と秋に実施しており、33回目を迎えた。
出発式では同プロジェクトの菅野寛二リーダーが「沿線に活気が出るよう公共交通を利用してほしい」とあいさつ。くろワンサポーター「おさんぽくらぶ」の約60人がくろワン体操を披露した。桜井小学校4年の安田理彩(りい)さん、古川瑞樹さん、松岡祐理さんが磯部浩一運転士に花束を贈った。
旧黒部鉄道は、主に電源開発の資材運搬のため敷設された。宇奈月温泉開湯と同時期の1923年11月に全線が開通した。
出発式後に「歩く鐵道展」と題したイベントを実施。黒部ワンコイン・プロジェクトのメンバー、輿水一紀さんの案内で音沢駅から宇奈月温泉駅までの約4キロを歩き、100年前からある高滝橋梁(きょうりょう)や宇奈月谷橋梁などを見て回った。
電鉄黒部駅では「黒部の鉄道史 パネル展示会」が始まった。5月7日まで。
くろワンきっぷの期間は4月23日までの土日祝日の計15日間。富山地鉄(電鉄石田−宇奈月温泉)と路線バス(新幹線市街地線、生地循環線)が500円で1日乗り放題になる。公共交通を生かした各種イベントも企画する。北日本新聞社共催。
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