春の大型連休に行われる「ガルガンチュア音楽祭」の記者会見が31日、金沢市の石川県立音楽堂で開かれ、能登半島地震の被災地を支援する取り組みが発表された。「がんばろうNOTO」をスローガンに掲げ、全公演の入場料収入の5%を義援金とし、本公演期間中は能登産品の販売ブースを設置する。実行委の池辺晋一郎会長は「心のケアが必要な時にこそ音楽はその価値を発揮できる」とビデオメッセージで語った。

 被災地を応援するメッセージボードや募金箱を会場に設置し、要望に応じて被災地への出張コンサートも行う。実行委員で県音楽文化振興事業団の中野俊一専務理事は「復興支援の一助としたい」と力を込めた。

 冒頭、音楽祭出演者で、七尾市で被災したゴスペルシンガーの中田理恵子さんと、ゴスペルグループが能登半島地震の犠牲者に鎮魂歌をささげた。

 会見では「大西洋をわたる風〜イギリス・アメリカの音楽〜」がテーマとなる音楽祭の有料62公演が発表された。名称変更となった今年は、クラシックを軸にアニメやミュージカルなど多彩な要素を盛り込む。

 県立音楽堂では5月3日、12歳のバイオリニストHIMARIさんがオックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団と共演する。声優の田中真弓さんと山口勝平さんはオーケストラ・アンサンブル金沢とアニメ音楽の歴史に迫る。5日は元劇団四季の俳優飯田洋輔さんらがミュージカルや映画音楽を題材に紅白歌合戦を繰り広げる。金沢市の北國新聞赤羽ホールでは4日、米国のロジェ・ワーグナー合唱団がゴスペル音楽を披露する。

 無料公演は今後発表される。能登方面での開催は現地の状況をみて判断する。有料公演のチケットは2月22〜28日にウェブで先行販売される。3月1日からは県立音楽堂チケットカウンターや電話で一般販売が始まる。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】