連日、多くの新型コロナ感染者が報告される中、治療や療養期間が終わっても「倦怠感が抜けない」など後遺症に悩む人も少なくありません。

広島でも後遺症を持つ人はいるのか傾向や治療法など専門外来で聞きました。

「学校にいけない、職場で働いても早退してしまう。そういう訴えで来られる方が非常に多いと感じる」

新型コロナ後遺症を訴える患者を診察する沖野上クリニックの藤原恵医師。

この病院では県の要請を受け3月から後遺症外来を実施。若い世代の患者が増えてきているといいます。

沖野上クリニック 藤原 恵 医師「以前はやはり60代70代という方が多かったが今は10代含めて20代30代など社会的にそれなりに仕事をして活動する、そんな年代の患者が多くなってきたと思う」

患者データの分析で見るとその症状は多岐にわたりますが、特に多いのは「倦怠感」があげられています

一方で味覚や嗅覚障害は減少傾向に。

藤原医師はオミクロン株により後遺症の症状にも変化があらわれているのではと指摘します。

沖野上クリニック 藤原 恵 医師「オミクロン以降になってからの後遺症の特徴は倦怠感、頭のもやもや感、集中力低下、いわゆる「ブレインフォグ」と言われる症状が多くなってきた気がします」

血液検査やMRIでも異常は出ないという「ブレインフォグ」。この病院では、7月からある治療法を行っています。

藤原 恵 医師「(棒に)綿を巻きつけたものを(薬液に)浸して鼻腔と口腔から治療します」

出血や痛みを伴いますが、倦怠感を訴えていた患者が快復へ向かったというケースも。

沖野上クリニック 藤原 恵 医師「大体週に1階、10回をめどに大体3〜4回で症状がでてくる人が多い。トータルで6割の人に有効ではないかという報告がある」

休職に至るといった深刻な影響を及ぼすこともある新型コロナの後遺症。

その症状についてはより広く認知してもらう必要があると藤原医師は話します。

沖野上クリニック 藤原 恵 医師「ある程度症状が良くなっても復職できるかと言ったらそうではない。そのあたりの事情を職場の皆さんにもしっかり理解してもらうことが非常に大切ではないか」