先週ニューヨークを訪れた岸田総理大臣は国連総会で演説し、核廃絶を訴えました。自身のライフワークで世界をリードできるのでしょうか。

岸田総理のいわば「核廃絶外交」が加速しています。

先週の国連総会に出席し、国連での演説は8月のNPT再検討会議に続き2カ月連続に。

岸田総理大臣「広島出身の総理大臣として被爆者の方々の思いも胸に、核兵器のない世界の実現へ向けて並々ならぬ決意で取り組みを推し進めています」

全ての核実験を禁止するCTBT=包括的核実験禁止条約の会合では、これまでの「外務大臣級」から初めて「首脳級」として開き、世界の先頭に立つ姿勢をアピール。

条約発効の条件となっているアメリカや中国など8カ国の批准へ向け各国と協力していくことを確認しました。

岸田総理大臣「ロシアによるウクライナ侵略を契機に核兵器のない世界への道のりは一層厳しくなっています。しかし道のりがいかに厳しいものであったとしてもこの歩みを絶ゆむことなく進めていかなくてはなりません」

核や原子力をめぐる国際政治に詳しい専門家は岸田総理の外交的な「バランス感」を評価しています。

広島大平和センター 友次晋介准教授「非常に不安定で不透明な国際関係を考えると(首脳級会合の)呼びかけは適切なタイミングだったと考える。(世界の)現状を無視しては物事は動かせないですし、理想がなければ何ら良い方向に向かっていかない。そのバランスをうまく取ってきた」

ロシアによる核の威嚇、北朝鮮による核開発など厳しい世界情勢が続いています。

G7広島サミットへ向けライフワークをさらに進めることはできるのでしょうか。