カープに電撃移籍してきた秋山翔吾選手。シーズン最多安打日本記録を持つヒットメーカーが加わり、今シーズンの巻き返しに期待を抱かずにはいられない。そこで広島ホームテレビ『カープ道』は、新背番号9をもっと知りたい鯉党のために、ゆかりある人たちに独自取材を敢行する。

秋山翔吾選手

今年の開幕直前に自由契約となった秋山選手は、日本球界復帰を決断。カープ・西武・ソフトバンクによる争奪戦の末、カープに入団した。今年プロ12年目を迎える秋山選手の野球人生を振り返ると、横浜創学館高校から八戸大学へ。2010年ドラフト3位で西武入団。「主に一番バッター。バットコントロールが良く、ヒットを打つのが上手い右投げ左打ちの外野手」と、廣瀬隼也アナは付け加える。2012年には侍ジャパンで初の日本代表入り。2020年に海外FA権を行使し、MLBにも挑戦した。

秋山選手の野球人生

2011年、西武でプロの道を歩き始めた秋山選手。走攻守三拍子そろった外野手として数々の輝かしいタイトルを獲得。最多安打は2015年(216安打の日本記録)、2017年〜2019年の4回。2017年には打率.322で首位打者。そして日米通算2000本安打まで残り524本(7月4日時点)に迫る。

数々の獲得タイトル

西武時代を知るカープレジェンドOBの達川光男さんによると、秋山選手の加入は「戦力的にはカープにとてつもない影響がある。若い選手がポジションを一つ減らすのか、それとも“僕らも負けませんよ”と思ってくれるのか。そうなると球団としてもシメシメ」と語る。

カープレジェンドOB 達川光男さん

2017年〜2018年にソフトバンクのヘッドコーチとして達川さんは、秋山選手のプレーを警戒していた。「秋山選手が1番にいると、長打がある。ミートが上手い。出塁率が高く得点が多く、嫌だった」と明かす。また2ストライク後のバッティングに他のバッターとの違いがあるという。「ボール球を振らない。良い選手の証」と絶賛。

ソフトバンクヘッドコーチ時代には秋山選手を警戒していたと語る

加えて、ゴールデングラブ賞を6回(2013年、2015年〜2019年)獲得した守備力の高さは今も健在。「守備のセンスがある。このピッチャーであればどの辺に飛んでくるとか。スタートが良くて常にフェンスまでの距離とレフト・ライトの位置も確認していた。ミーティングでは“秋山の守備を見て勉強しろ”と言っていた」と、達川さんをも唸らせる。

打撃だけでなく守備力の高さも魅力

カープでプレー(2008年〜2015年)した後、2016年から2年間、西武で活躍した木村昇吾さんに聞くと、「秋山選手は、まじめで愚直な男という感じがある」と言う。「2番で秋山選手の後ろを打たせてもらった時期があったが、彼の打ち方とか反応とかを見て、参考にしていた。縦に変化するフォークボールとか落ちるボールに対して“バットを縦に振る”という秋山選手独自の打撃理論には驚いた。それはクリケットの打ち方にも似ている」と、現在クリケット選手として活動する木村さんらしい分析をみせた。

カープOB 木村昇吾さん

秋山選手のカープ入りを複雑な思いで見つめているのが、西武を愛する芸人・こりゃめでてーな大江健次さん。「西武時代センターを守っていた秋山選手。レフト・ライトは金子侑司選手という髪が長いロン毛の選手で、1フライ獲るたびに帽子が飛んでいく。その帽子をクールに拾って金子選手に渡す秋山選手の姿に、西武ファンは和んでいた」と振り返る。カープでは、どんなほっこりプレーを見せてくれるか。必見だ。

西武を愛する芸人・こりゃめでてーな大江健次さん

カープを愛するおなじみ、チュートリアル徳井義実さん。秋山選手とは、誕生日(4月16日)が一緒で、強い縁を感じるという。さらに、廣瀬アナも同じ誕生日だということがわかり、いずれは『カープ道的誕生日会』を開くことができれば、と期待を膨らませた。

カープ道的誕生日会にチュートリアル徳井さんも参加?

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 7月13日放送
ライター 湯谷葉子