広島県内にある、絶品グルメがいただける一度は行ってみたいポツンと一軒グルメ。今回は三次市吉舎町。日本の原風景が広がる里山にある、今年3月にオープンした「花笑(はなえむ)カフェ」。訪れた方が笑顔になれる時間と場所を提供しています。

花笑(はなえむ)カフェ

切り盛りするのは、徳島県からUターンした鳥井実香さん。笑顔と元気いっぱいのこちらでは、地元・吉舎の味と、広島ではなかなか食べられない四国グルメがいただけます。店主の鳥井さんは、18歳の時に進学で徳島へ。そのまま徳島で就職。四国放送のパーソナリティとして活躍していました。そして、徳島で結婚。約40年間、地元を離れ暮らしていました。

鳥井実香さん

Uターンしてお店を開いたきっかけは、4年前に母校である「安田小学校」が閉校し、地元で「(閉校して)さみしくなるね」との声を聴いたこと。自分にできることは何かないかと考え、『過疎化が進む故郷に人が集まれる場所をつくり、元気と笑顔を増やしたい』、そして『地元には飲食店が1軒もないから、みんなが食べられる場所、そして、一人暮らしのお年寄りの食を助けてあげたい』と思い、Uターンしてカフェを開くことにしたそうです。

2019年に閉校した安田小学校

店名の「花笑」には、地元への思いが込められています。吉舎町安田は、立春のころには「ユキワリイチゲ」や「セツブンソウ」、「セリバオウレン」などの山野草が咲く自然豊かな場所。花の町としてたくさんの人が写真を撮りに来ていることから、花という文字と、過疎化が進んだ地域の人が笑顔になって欲しいという思いを込めて「花笑(はなえむ)」と名付けたそうです。

花笑(はなえむ)カフェ

お店は、昔は宿だった場所で、後に小学校の教員宿舎として利用されていた昭和初期の建物を使用しています。その建物を改装する費用は、クラウドファンディングで集めました。お店に一歩入ると、なんだか懐かしい雰囲気で、まるで田舎のおばあちゃんの家に帰ったような気分になります。店内は、テーブル席とカウンター席があり、ここも懐かしい雰囲気です。

地域に買い物をする場所がないという理由から、野菜などの店頭販売もしています。また、子どもが楽しめる場所を作ってあげたいという思いで、入り口では駄菓子も置いて販売しています。

駄菓子も販売

鳥井さんが戻り、愛する故郷には新しい風が吹き始めたと言います。古民家の軒下を利用して、月に2回「安田マルシェ」を開催、地元の野菜を中心に、鳥井さんが住んでいた第2の故郷・徳島の特産品も販売しています。今では、町外からのお客さんも増えてきたそうです。

月2回「安田マルシェ」を開催

そんな地元愛あふれるこちらでいただけるのが、広島ではなかなか食べられない徳島グルメ。それが、200年の伝統がある徳島県半田地区の「半田素麺」。徳島県の特産・鳴門わかめ、梅干し、大葉、揚げをのせていただきます。のど越しのいいコシのある素麺と、鳴門の渦潮で揉まれた肉厚のわかめが見事なハーモニーを奏でます。

半田素麺 550円

また、一人暮らしの方は、カレーを作ると余るので作らないと聞き、お店に来てもらえれば、家で作るカレーを食べてもらえると思い、「カレーライス」をメニューに加えたそうです。愛情たっぷりのカレーの味は最高です。他にも、週替わりランチも大人気だそうです。お店で使う野菜は、鳥井さんのお母さんが畑で作ったものを使用しています。親子で地元の元気と笑顔を提供しています。

カレーライス(サラダ付き) 550円 週替わりランチ タンドリーチキン 880円

 

笑顔が咲き誇り、みんなが元気になる「花笑(はなえむ)カフェ」。広島と徳島の橋渡し「何かに出会える場所」です。一度、訪れてみてはいかがですか。

 

 

花笑カフェ(はなえむカフェ)

三次市吉舎町安田1709-1

電話:090-3220-8736

営業時間:午前11時〜 午後5時

定休日:毎週水曜日 ※火曜・木曜は不定休

 

広島ホームテレビ『5up!』(2022年7月22日 放送)

ひろしまリード編集部