ライブを1か月後に控え、広島の持つ歴史や街の空気感を直に感じるため広島を訪れたサラ・オレインさん。カープ帽をかぶり、広島の街を歩きながら多くの事を感じたという。

「(広島の街は)本当に美しいですね。平和公園のイメージがもちろんあるんですけど、とてもきれいで。私はオーストラリア出身なので色んな方に空が広いねって言われるんですけど、広島も広く感じるんですよね。すごく開放的で心地よいという印象があります。」

サラ・オレインさんニューアルバム「One」と広島でのライブ

──デビュー10周年、おめでとうございます。10周年を迎えたお気持ちはいかがですか?

「ありがとうございます。あっという間のような、でも濃い10年間でしたね。そもそも留学生として来て、まさか日本でデビューして10年間も居るとは夢にも思っていなかったので。」

 

──5月に発売された最新アルバム「One」にはどんな思いが込められている?

「久しぶりのアルバムであえてOneというシンプルなタイトルにしました。入っている曲は今回全部カバーなんですけど、ジャンルとしては全部バラバラで、どれもOnlyOne、たった1人の存在だとか1つしかない地球であったりという意味が込められています。アルバムの後半は分かりやすく平和や戦争がテーマのものがあるんですけど、音楽は説教っぽくならずストレートにハートに訴える力があるので、心の安定性の大事さであったりとか、みんなが感じているようなテーマをどの曲にも込められたと思います。」

 

──このアルバムで歌声だけでなくバイオリンの演奏など改めて多彩さを見せてらっしゃる。メッセージでなく純粋な音としてどう感じて欲しい?

「今の自分はたしかに言葉として伝えたいメッセージはたくさんあります。でも完全にインストゥルメンタルの曲であったりとか、歌詞のない曲であったとしても、音楽は最高のコミュニケーションのツールだと思っています。今回のアルバムはジャンルレスな自分が好きな音楽ばかりです。良い音楽は1つのカテゴリーに縛られないので、エンタテインメントとして音でも、ライブであれば目でも楽しめるので、1曲歌った後に(バイオリンを)弾いてみたり、常にエンターテイナーとしてありたいと意識しています。」

 

──曲目が映画音楽が多いように感じました。

「最初はタイトルを迷ったくらいで、ほとんどシネマの曲なので、シネマミュージック…、でも思いは違うかなと思ってOneにしたんですけど。もちろん映画が大好きで、毎週違うものをみるようにしているくらいです。総合芸術としてすごく憧れるクリエイティブなもので、自分もいつか映画を作りたいなと思っています。それぞれの巨匠たちの音楽、映像と一緒になるとさらに印象に残る曲、名曲たちが多いので自然的に多くなりましたね。

 

──シンドラーのリストや戦場のメリークリスマスなどはロシアによるウクライナ侵攻が起こっている今だからこそより感じさせられる曲が収録されています。

「戦場のメリークリスマスに関しては、元々入れる予定だったんですが、シンドラーのリストに関しては(ウクライナ侵攻の影響が)ありましたね。自分のライブでは演奏していた曲なんですけど、日本でこれだけ注目された事もあり、他人事じゃないなと多くの人が感じられたと思うのでシンドラーのリストはあえて入れました。常に戦争や争いごとというのは自分たちが知っているところや知らない所でも起きているので、他人事じゃないというメッセージを伝えたくて収録しました。」

 

 

10周年イヤー、最新アルバム発売後初の広島公演は来月開催予定です。

サラ・オレイン 10th Anniversary 〜 One 広島公演
2022年10月15日(土) 開演18:00
広島国際会議場フェニックスホール
https://www.ticketport.co.jp/item/live_052

 

この公演を前にサラさんは平和記念公園や広島平和記念資料館も訪れました。

かつて広島で起こった事を、自身の目で見たサラさんは何を語ったんでしょうか。

 

平和記念公園を歩いたり、資料館で「ヒロシマ」を感じたサラさん。音楽にも強い平和への思いが込められています。

また取材中に広島弁を披露してくれたり、カープの球場での応援を逆取材するなど、広島公演にむけどん欲に広島を吸収されていました。各地で行われるコンサートは、その土地の色を反映したOnlyOneのステージにしているというサラさん。広島ではどんなOnlyOneを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。

 

ひろしまリード編集部