俳句の街、松山で『松山はいく』。

俳人・正岡子規や高浜虚子が生まれ育った、愛媛県松山市。昔から俳句にゆかりのあるところです。俳句の授業を取り入れている学校も多く、子どもの頃から俳句に触れる機会のある松山。

松山と、まち歩きの『ハイク』をかけて、『松山はいく』。松山には、専属のガイドさんと一緒に観光まち歩きができるプランがいくつもあるのです!

今回はその中から松山ならではの、俳句を詠む体験コースに参加してきました。

 

詠んだことがなくても、大丈夫!

五・七・五、合計十七音から成る俳句は、世界で一番短い詩ともいわれています。十七音の中に、季節感やその時の気分などを表す季語を入れますが、俳句に親しむガイドさんが同行してアドバイスをくれますので、難しく考えなくても大丈夫です!

散策後、詠んだ一句は、なんと地酒のラベルにして持ち帰れるんです。

俳句を作るために必要なものは、紙とペンと句帳。全てガイドさんが準備をしてくれていますので、手ぶらで参加できます。

俳句には『吟行』という言葉があります。俳句を作るために、野外や名所名跡に出かけ、俳句のタネを拾うこと。散策をしながら、情景や、その時感じた気持ちなど、なんでも良いのでメモを取って行きます。これが後でとっても役立ちます。

一番簡単な俳句の作り方は、五音の季語と、残りの十二音のフレーズを組み合わせる『取り合わせ』という方法です。季語は俳句の上下どちらにきてもかまいません。季語は句帳に載っているので、十二音を見つけるまち歩きに出かけましょう!

 

散策中は詠むためのヒントがたくさん!

道後温泉駅の向かい側にある、カラクリ時計からスタートです。夏目漱石の小説『坊ちゃん』の登場人物たちが時を告げる、道後の名物時計です。

冠山の石段を登り、山頂へ向かいます。

冠山の山頂にある湯神社は、道後温泉の守護神として創建されたと言われています。

そして、この山頂の『空の散歩道』からは、道後温泉本館全体を眺めることができます。

 

言葉を繋ぎ、とっておきの一句を

道後商店街から小路にはいると、石畳が引かれた『にきたつの道』があります。その先にある、造り酒屋の水口酒造さんで、いよいよ詠んでみましょう!

季語以外の十二音のフレーズを作るため、メモを見ながら言葉を拾います。散策を振り返り、指を折りながら、気軽に十二音にしてみましょう!

そして、その前後に似合う季語を探します。ガイドさんもアドバイスをしてくれるので心強いですよ!

ラベルに清書をしたら、地酒の瓶に貼りつけ…

完成しました!

『秋暑し石かいだんの空青し』(左)
少し暑さも感じる爽やかな秋晴れのこの日、冠山の石階段を登る情景を詠みました。

『今年酒如矢すごいな街あるき』(右)
道後温泉を観光名所にするために尽力した伊佐庭如矢。先見の明を持つ彼を称賛する想いを詠みました。

十二音を考える際、街あるきという五音に合わせる残りの七音は、如矢すごいなぁと何気なく呟いた一言を。そして、季語を添えてあっという間に完成しました。なるほど!

コツを掴めば誰でも俳句は作れます!楽しく学べ、オンリーワンのお土産つきの体験コースです。旅の思い出の一つに、気軽に一句、詠んでみませんか?

 

松山はいく 「俳句女子のススメ(男子もね!)」
住所/愛媛県松山市道後
最寄駅/伊予鉄道 道後温泉駅
道後温泉駅へのアクセス

出発・到着時間/10:30 道後温泉駅前〜 11:30 水口酒造 (所要時間約1時間)
電話/089-945-6445(松山はいく事務局・10:00〜17:00)
料金/3,000円(大人・こども同額)※当日現金支払い

松山はいく
https://matsuyamahaiku.jp

瀬戸内Finderフォトライター CHIEMI NISHIMORI

 

▼記事提供元


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