帝釈峡は、広島の紅葉名所の1つです。上帝釈エリアと神龍湖エリアに分かれており、それぞれのエリアで紅葉狩りのスポットがあります。

特に神龍湖エリアでは、湖の周囲を1周できる遊歩道や、季節を問わず渓谷美を楽しめる遊覧船が人気です。

帝釈峡観光協会の公式HPによると、例年の見頃は10月下旬から11月上旬です。今回は少し紅葉のピークを過ぎてしまいましたが、帝釈峡神龍湖エリアの取材に行ってきました。

 

帝釈峡へのアクセス

帝釈峡は広島県北東部の庄原市東城町と神石高原町にまたがる、全長18キロメートルの峡谷です。 上帝釈エリア・神龍湖エリア・その他のエリアに分かれており、アクセス方法が異なります。神龍湖へのアクセスは以下の通りです。

 

神龍湖への行き方

帝釈峡の神龍湖へは、自家用車・バス・タクシーでのアクセスが可能です。自家用車の場合は、道中で「帝釈峡」「上帝釈」「下帝釈(神龍湖)」といった看板が出ているため、迷うことなく到着できます。

【自家用車】
・山陽自動車道福山東IC⇒国道182号線東城方面へ約55km、県道25号線三原・上下方面へ約10km
・中国自動車道東城IC⇒県道25号線三原・上下方面へ10km

・尾道自動車道「甲奴IC」〜甲奴町・上下町・総領町を経由して約40km
・尾道自動車道「世羅IC」〜上下町を経由して約40km

【鉄道・バス】
・芸備線東城駅から備北バスに乗り、下帝釈[神龍湖]で下車して徒歩10分
〜広島方面からのアクセス〜
・高速乗り合いバスで(広島駅・広島バスセンター発)で東条駅前下車してタクシーで10分。

 

神龍湖エリアで紅葉狩り

神龍湖エリアの駐車場は2か所

①三坂駐車場そば:広島県庄原市東城町三坂526(錦彩館)
②トレイルセンター前駐車場そば:広島県神石郡神石高原町永野5037-17(紅葉会館)

どちらの駐車場に停めても、神龍湖を1周する遊歩道に入れます。右回りならば①の駐車場、左回りならば②の駐車場に停めるとスムーズです。

遊歩道が約2kmで、神龍湖を1周するには50分ほどかかるため、履きなれた靴で行くのがおすすめです!

 

神龍湖エリア散策コース

今回は、上記の散策マップの「現在地」にあたるトレイルセンター前の駐車場から、1周約2kmの遊歩道を散策してみました。

ルートは以下の通りです。

トレイルセンター前

桜橋

矢(や)不立(たたず)城址(じょうし)公園

神龍橋

三坂駐車場

紅葉橋

遊覧船乗船場

トレイルセンター前

散策に出かける前に、トレイルセンター内にあるトイレに行っておきましょう!
それでは張り切って、散策スタートです。

 

遊歩道入口

遊歩道入口右手にある赤いもみじがとてもきれいでした。ピークを過ぎて、遊歩道には枯れ葉がたくさんが落ちていましたが、まだまだ色が残る部分も多くみられました。

まずは1つ目のトンネル。この先にはいったい…

 

桜橋

トンネルを抜けると登録有形文化財の桜橋が現れました。桜橋の下は遊覧船が通過しないこともあり、釣りを楽しむ方の姿も。

枯れた落ち葉をサクサク踏みながら、どんどん進んでいきます。

分かれ道です。どっちに行きましょうか。

左のトンネルは神龍橋に続いているみたいです。

右の階段は、矢不立城址公園につながる道のようです。どこまで階段が続いているのかわかりませんが、とりあえず登っていきます。

公園に続く階段は、落ちたばかりのイチョウの葉っぱで埋め尽くされ、黄色い絨毯を歩いているようでした。

息切れしつつ公園にたどりつきました。こちらには机とベンチがあり、紅葉を見ながら休憩ができます。

矢不立城址公園から階段を下りて進んでいくと、右手に神龍湖を運航中の遊覧船が見えました。

 

神龍橋

神龍橋(旧紅葉橋)は、昭和60年に現在の紅葉橋の新設に伴って解体撤去される予定でしたが、現在のように遊歩道の一部として活用されることに。

同年12月に小型台船に乗せて湖面を移送し現在地へ架設されたそうです。平成21年には「登録有形文化財」に登録されました。

神龍橋を渡ると、神龍湖を右手に幻想的な世界が待っていました。赤い落葉の絨毯を歩いていると、ザーッと風が吹いた時に黄色いイチョウがハラハラ落ちる様子には目を奪われました。

訪れたのが11月中旬だったので、紅葉のピークは過ぎていましたが、落葉と紅葉を同時に楽しめるのはこの時期ならではですね。

遊歩道を歩いていると、ご夫婦やカップルのお客さんと何度かすれ違いました。カメラを片手に、散策を楽しんでおられましたね。

「こんにちはー」と挨拶をすると「今日は晴れてよかったね」「この先はどうなってる?」「あとどれぐらい歩く?」「どこから来たの?」と会話が弾み、有意義な時間を過ごせました。

挨拶は会話のきっかけになるのでおすすめです。

 

三坂駐車場

さて、反対側の遊歩道の入口である三坂駐車場に到着しました。約2km歩き足がパンパンの私を、真っ赤なもみじが出迎えてくれました。

 

神龍トンネル

三坂駐車場から、散策をスタートしたトレイルセンターまで戻るため、まずは神龍トンネルをくぐります。

 

紅葉橋

神龍トンネルを抜けるとすぐ紅葉橋が見えました。

 

神龍湖・帝釈峡 遊覧船のりば

紅葉橋を渡ると、遊覧船のりばに着きました。1階部分では、帝釈峡の案内や遊覧船のチケット販売・お土産販売があり、カフェコーナーではクレープ・コーヒー・ソフトクリームなどが食べられます。

遊覧船のりばを通り過ぎて、右手のトンネルを抜けたら、散策のスタート地点であるトレイルセンター前の駐車場に出ました。所要時間はゆっくり歩いて50分ほどでした。

〇帝釈峡神龍湖

所在地:①三坂駐車場そば:広島県庄原市東城町三坂526(錦彩館)
②トレイルセンター前駐車場そば:広島県神石郡神石高原町永野5037-17(紅葉会館)
アクセス:中国自動車道東城ICから県道25号線(三原方面)で10分
芸備線「備後東城駅」下車後、タクシーで10分
☆広島方面から 高速乗合バス(広島駅・広島バスセンター発)で東城駅前下車後、タクシーで10分
TEL:0847-86-0611(帝釈峡観光協会)
駐車場:2か所あり/①三坂駐車場200台、②トレイルセンター・佐藤商店前駐車場40台/1台500円(美化協力金として)

 

ランチは紅葉会館で

帝釈峡の神龍湖エリア、トレイルセンターすぐそばに、お食事処の紅葉会館があります。

メニュー看板

今回は人気メニュー「神石高原ポーク豚カルビ丼セット」を選択。

お店に入ると、右手に券売機があるので、食べたいメニューを選んで券を購入します。

今回は豚カルビ丼セットにしましたが、きのこうどん・そば(ヒラタケ・エノキ入り)も人気があるとのことでした。寒い日には、うどんやそばを食べて身体を温めるのもいいですね。

神石高原ポーク豚カルビ丼セット 1,000円

ご飯に、千切りキャベツとピリ辛のタレで味付けされた神石高原ポーク豚カルビがたっぷりのっていて、ボリューム満点でした。豚カルビはビタミンB1が豊富で、疲労回復の効果があります。神龍湖の周囲の散策では、歩く距離も長く体力を使うので豚カルビ丼はピッタリですね。

帝釈峡エリアその他のグルメは>>「帝釈峡の絶景&幻のグルメをご紹介」

 

道路側の屋台では、龍をかたどった人形焼き「帝釈焼き」や神石高原ポークを使ったメンチカツなどを販売しています。小腹がすいたらぜひ寄ってみてください。

「帝釈焼き」は、あんことカスタードの2種類。今回は、あんこをいただきました。

 

〇紅葉会館

所在地:広島県庄原市東城町帝釈未渡1940-3
営業時間:10:00〜16:00
定休日:不定休
TEL:08477-6-0018
駐車場:トレイルセンター前駐車場(有料/車1台500円)

 

遊覧船に乗って

提供:帝釈峡観光協会

 

人気の遊覧船に乗るべく、食事を済ませてから歩いて5分ほどの遊覧船のりばに移動しました。チケット売り場で聞いてみると、遊覧船は30分おきの運航とのこと。チケット売り場に着いたのが11時35分で、11時30分に出航したばかりだったので、次の便を待つことにしました。

遊覧船の料金は、大人1,500円です。JAFのカードを提示すると200円引きのチケットを購入できます。

遊覧船のりばの1階には待合スペースがあり、外の景色を見ながらゆっくり待つことができます。出航10分前には乗船できるので、待ち時間はそれほど長く感じませんでした。併設のカフェを利用してコーヒーを飲みながら待つのも良いですね。

出航10分前になったので乗船します。

湖にある名所を案内する音声を聞きながら、遊覧船内部の畳の上で約40分の水上散歩を楽しみました。

帝釈川ダム堰堤

 

日本では最も早い時期に建設されたコンクリートダムで、大正13年に完成しました。当時は日本一高い堰堤でした。平成18年にリニューアルし、11,000キロワットの水力発電を行う発電用ダムです。

前方の太郎岩は、遊覧船に乗らなければ見られないので、1度乗ってみるのをおすすめします。

遊覧船では、春の新緑・夏の納涼・秋の紅葉と季節によって変わる渓谷が楽しめますよ。

 

〇遊覧船

料金:大人(中学生以上)1,500円/小人750円/幼児無料
所在地:広島県神石郡神石高原町永野5034-7
運航期間:3月中旬〜12月上旬
運航時間:9:00〜16:00
定休日:水曜日 ※天候により臨時運休の場合が有ります
問い合わせ先TEL: 0847-86-0131
公式HP:https://taisyakukyou.com/

 

フォトコンテストについて

さいごに、帝釈峡フォトコンテストについて紹介します。

帝釈峡フォトコンテストの概要

募集期間:2022年10月24日(月)〜2023年1月31日(火)
募集内容:帝釈峡で写した写真を応募。風景や建物、帝釈峡遺跡、偶然の出会いなど帝釈峡のすばらしさを紹介。
応募資格:どなたでも応募可
応募条件:作品は未発表のもののみ応募可。撮影時期は問わない。
応募方法:2Lか4つ切りサイズでプリントしたもの

賞:
金賞〈1点〉商品券3万円分
銀賞〈1点〉商品券2万円分
銅賞〈3点〉商品券1万円分
会長賞〈2点〉商品券5千円分
特別賞〈3点〉商品券5千円分
入選〈10点〉商品券3千円分

入賞作品:電子データまたはネガを提出。観光推進のために展示会や広報で使用。
主催:帝釈自治振興区
共済:帝釈峡観光協会 帝釈峡遺跡群発掘60周年記念事業実行委員会

お問い合わせ:TEL 08477-6-0055
※詳しくは帝釈峡観光協会の公式HP

紅葉のピークは過ぎましたが、フォトコンテストの応募期間は2023年1月31日までです。

自然豊かな神龍湖エリアを散策して、思い出の1枚を残してみてはいかがでしょうか。

 

※この記事の情報は2022年11月時点のものです。情報は変更になる場合があります。

ライター/林 詠美子