サイクリングの聖地としても有名なしまなみ海道。そのほぼ真ん中に位置する大三島(おおみしま)は、愛媛県内で最大、瀬戸内海では4番目に大きな島です。

 

神の島に鎮座する『大山祇神社』

そんな大三島には、日本総鎮守(にほんそうちんじゅ)とされる大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)が鎮座しています。

日本総鎮守とは、「日本すべての氏神さま」という意味で、ここには古来から日本を見守る神さまがお祀りされています。

全国に一万社余りある山祇神社と三島神社の総本社である大山祇神社は、海の神、山の神、そして武(戦い)の神として歴代の朝廷や武将から崇敬されてきました。大三島を訪れたら、遠回りしてでも参拝しておきたい神聖な場所です。

 

樹齢2,600年の神木『小千命御手植の楠』

樹齢2,600年とされる「小千命御手植の楠(おちのみことおてうえのくすのき)」は、この神社の信仰のシンボル。その昔、ここに初めて神様を祀った乎千命(おちのみこと)によって植えられたと伝えられています。

本殿裏には楠の原生林があり、木々に溢れる境内には荘厳な雰囲気が漂います。

 

国の重要文化財・大山祇神社の拝殿と本殿

 

大山祇神社の拝殿とその後ろにある本殿は、どちらも室町時代(1427年)に再建され、国の重要文化財に指定されている貴重な建造物。目の前に立つだけで背筋がピンとするような気持ちにさせられます。

ぜひ足を運んでほしいのが、境内にある宝物館(有料)。全国の国宝・国の重要文化財の指定を受けた武具類の約8割、計600点以上がこの場所に収蔵されています。甲冑の保存は全国一。大三島が「国宝の島」と呼ばれる所以です。

 

悠久の時が流れる『生樹の御門(いききのごもん)』

神宮寺の奥の院へ繋がる参道にあるのは、こちらのひときわ大きな木。

この木は「生樹の御門(いききのごもん)」と呼ばれる愛媛県の天然記念物です。根回りは約30m以上、樹齢は3,000年といわれ、昔の人々はこの木をくぐって奥の院へ参拝していました。

まるで森のようなこの風貌。元は単幹の楠だったのですが、いつの頃からか双幹になり、根元が自然の通路になったとされています。

今にも木の精霊が現れそうな、この神秘的な雰囲気。生樹の御門には昔から長寿信仰が根付いており、幹の根元に開いた自然の空洞をくぐると長生きできると伝えられてきました。

この空間に包まれているだけでパワーをもらえるように感じられるのは、きっと気のせいではないはずです。

大山祇神社と生樹の御門は、しまなみ海道・大三島に来たなら一度は訪れてみたいパワースポット。爽やかなしまなみの風を感じながら、神の島のパワーをもらいに行ってみてくださいね。

 

大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)
住所/愛媛県今治市大三島町宮浦3327番地
電話/0897-82-0032(大山祇神社社務所)
開門時間/日の出頃〜17:00
[宝物館・海事博物館]9:00〜16:00(入館は15:30まで)
駐車場/有 50台
https://oomishimagu.jp

 

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