広島県の山あいに昨年オープンした無人販売所・「無人店舗おまかせくん 浅原交流会館店」を取材。

どうしてこの場所にできたのか、どんな人が利用しているのかなどを調べてきました。

 

【地域支援のための無人販売所】

「無人店舗おまかせくん」があるのは、廿日市市の浅原という人口約500人の地区です。

店内にはお菓子や飲料、日用品も並びます。また、住民からの希望もあり、高齢者用のおむつや冠婚葬祭に使うのし袋なども置いてあります。

 

無人販売所は「浅原交流会館」の中にあります

 

この無人販売所を運営しているマックスバリュ西日本株式会社(以下マックスバリュ)の担当者に話を聞きました。

「約3年前から、この地域には移動販売車を使って、買い物が困難なお客さまのサポートをしていました。お客さまから『移動販売車だと決まった時間でしか買い物ができない』という声があり、無人で店舗を展開できないかということで、2022年11月にこの店舗をオープンする運びとなりました」

 

店内の様子

 

人気商品1位はお菓子類、2位は豆腐、3位は飲料類

 

廃校になった小学校跡地を活用し、4年前に地域交流拠点施設「浅原交流会館」が整備されました。

カフェや産直市が運営されていたのですが、その一角にマックスバリュが地域の買い物支援の取り組みとして、廿日市市から無料でスペースを貸与してもらい出店しました。

 

浅原地区中心部から最寄りのスーパーまでは約10km。車の運転が難しい人にとって、この無人販売所はありがたい存在なんだとか

 

この無人販売所はキャッシュレス決済のみ対応。

キャッシュレスに不慣れな高齢者もいるそうですが、浅原交流会館の職員さんが現金をいただいて代行して決済することもあるそうです。

 

【お客さんの声】

買い物に来ていたお客さんに話を聞くと

「(無人販売所がないと)マックスバリュまで行かないといけない。遠いから、ここがあると便利がいい」

「車を運転できなかったりする人が多いので、(無人販売所を)利用される方は多いのかなと思います」

と、プラスな意見が多かったです。

 

取材中、浅原交流会館のカフェスペースには地元の人たちが集まっていました

 

山あいの地域に誕生した無人販売所。

この場所があることで、ここに集うことができ、人々の生活が支えられ、多くの笑顔が生まれていました。

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2023年9月19日放送)

ライター:神原知里