地球派宣言の恒例企画「海の生き物魚(うお)もしろ図鑑」。

さかなのおにいさんこと川田一輝(かわた・かずき)さんが魚の生態について解説するコーナーです。

 

さかなのおにいさん 川田一輝さんと岡本愛衣アナウンサー

 

今回の舞台は、「生きている水塊」がコンセプトのマリホ水族館。

水の中の一部を切り取ったような展示が魅力です。

 

マリホ水族館

 

今回かわちゃんが紹介してくれるのは、そのマリホ水族館の大水槽で優雅に泳ぐ「トラフザメ」。

名前の由来や面白い生態をイラストで教えてもらいます。

「トラフザメ」という名前と見た目に違和感がありませんか?

どちらかというと、ヒョウ柄なのに、名前は「トラ」フザメ。

 

イラスト:川田さん

 

そんなトラフザメは、体の模様だけでなく、長い尾びれも特徴。

その長さは、体の半分を占めます。

 

イラスト:川田さん

 

まず教えてもらうのは、体の模様と名前の違いについて。

実は、トラフザメは幼魚の頃は“ヒョウ柄”ではなく“トラ柄”。

そこから名前が付けられたといわれています。

しかし、英語では「ゼブラシャーク」と呼ばれているそうです。

 

イラスト:川田さん

 

面白いのは名前の由来だけでありません。

なんと、オーストラリアの水族館では、メスだけで子ザメが生まれた事例があるのだそう。

かわいくて優雅に泳ぐ様だけでない面白い生態を知ることで水族館をより楽しめるようになるんです。

 

イラスト:川田さん

 

面白い名前の由来や生態をもつトラフザメ。

実は今、そんなトラフザメをはじめとするサメがピンチなんだそう。

 

問題について話す川田さん

 

そのピンチに関係しているのが、中華料理の高級食材として知られている「フカヒレ」。

フカヒレはサメのヒレを乾燥させて作られます。

そのためサメを乱獲してヒレのみを切り取り、残った体は海に捨てるといったことが多発。

その結果、サメや、その仲間の3分の1近くが絶滅危惧に瀕しているといわれるようになりました。

 

マリホ水族館のトラフザメ

 

このピンチを食い止めるためには、ヒレのみを切り取るというような環境に負荷をかける漁業をやめ、そういった漁業をする際は残った身も調理して食べるということが大切。

そのようなことを知ってもらうきっかけ、そして地球を守る一歩になる入り口を作ってくれる場所が水族館だと川田さんはいいます。

 

水族館の魅力を語る川田さん

 

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2023年11月29日放送)