海の生き物を知るために様々な観察会が行われています。

先日行われたのは、普段見られない大学の研究現場で特別研修会。1日体験で子どもたちが見たものとは?

 

特別研修会のようす

 

3月30日にさとうみ科学館(江田島市)主催の特別研修会「研究の世界をのぞいてみよう」が行われました。

大学で行われている研究や調査を体験する特別プログラムで、小学生から大人まで24人が参加。

今回は、竹原市にある広島大学 瀬戸内カーボンニュートラル 国際共同研究センター 水産実験所で行われました。

 

広島大学瀬戸内カーボンニュートラル国際共同研究センター 水産実験所

 

まず学んだのは、広島大学で行われている干潟の調査。

 

干潟の調査のようす

 

その中でも、生きた化石とも呼ばれる「カブトガニ」は、絶滅危惧Ⅰ類に指定されている希少な生き物です。

保全するために調査しデータを収集しています。

 

カブトガニ調査

 

続いて、船に乗り込み沖合へと向かいます。

ここで挑戦するのは、普段から行われているプランクトンの採取。深さ30mまで網を降ろしプランクトンを採取します。

 

プランクトンの採取

 

ビンの中を見た子どもたちは、「小さいピンク色の粒々が…」「めっちゃいる!」と、初めて見る小さな世界に大興奮していました。

 

船上での体験のようす

 

採取した水の中には、どんな生き物がいるのでしょうか?

顕微鏡を覗きながら、「いっぱいいます!」「動いています」「瞬間移動している」と子どもたち。

 

顕微鏡で観察するようす

 

見えていたのはゴカイの幼生です。

 

ゴカイの幼生

 

他にも、大きさ3mmほどのヒドロクラゲを見ることができました。

 

ヒドロクラゲ

 

広島大学 瀬戸内カーボンニュートラル 国際共同研究センターの近藤裕介さんは、「長い間調査をしていくと、出てくる生き物が変わってきたり、季節によって出てきていたものがずれてくるなど環境の変化を知ることができる」と言います。

 

広島大学 近藤裕介さん

 

主催したさとうみ科学館 館長の西原直久さんに話を聞くと、「大学の先生や大学生と一緒に観察や体験をして、専門性のある目で身近にあるものを紹介していただけると深く学ぶきっかけになる」と特別研修会の目的を教えてくれました。

また、西原さんは「将来自分が好きだと思っている先に、大学やいろんな世界があることを知るチャンスになればと思う」と話します。

 

さとうみ科学館 館長 西原さん

 

今回の特別体験を終えた子どもたちの中には、「プランクトンのDNAをとったりして研究してみたい」と夢を膨らませる参加者もいました。

 

観察のようす

 

海に生きる小さな生き物にふれた特別体験。

豊かな海を守るために必要なことも感じとれたのではないでしょうか?

 

体験を終えて

 

 

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2024年4月3日放送)