焼きそばにトマトソースをかけた「イタリアン」をはじめ、カラリと揚げたとんかつを甘めのタレにくぐらせてご飯にのせた「タレカツ丼」、カレー味をまとわせた鶏の半身を揚げた「鶏の半身揚げ」、ヨモギの香り漂う「笹団子」など、全国的に名を馳せるご当地グルメが豊富な新潟県。メディアで取り上げられる王道はもちろん、新潟県にはまだまだ県民に愛されているおいしいものがたくさん。

今回は全国区で知られるグルメに隠れた「県民熱愛グルメ」をエリア別にご紹介! 地元に根づくソウルフードからB級グルメまで、上・中・下越の県民が太鼓判を押す9品をお届けします。

下越エリアのソウルフード! マストで食べたい3店

【 県民熱愛グルメ1 】

昭和初期創業のパン屋さんがつくる懐かしの惣菜パン
〈栄軒ベーカリー〉

惣菜コッペは40種類以上。パンの中に挟む具材はほぼ手づくりだそう。

五泉市の商店街にある昭和2年創業の老舗ベーカリー。こちらの名物はふっくらとした食感がヤミツキになるコッペパン。昔ながらの製法を守り、少なめの水分で小麦の風味を生かした、素朴でどこか懐かしさを感じさせる味わいです。

シンプルなコッペパンはもちろん、ナポリタンや納豆コロッケなどを挟んだ惣菜コッペも評判。「学校や部活帰りによく食べた」という五泉市民も多く“青春の味”として地元で愛されています。

五泉市のメインストリート、本町通りにあるレトロな店構えが目を引きます。

1日に焼くコッペパンはなんと800本ほど。コッペパンに甘さ控えめのコーヒークリームをたっぷりと挟んだ〈コーヒーパン〉(150円)も、ファンが多い定番の味です。

Information

【栄軒ベーカリー】
address:新潟県五泉市本町3-4-1
tel:0250-43-3388
access:JR磐越西線五泉駅から徒歩約10分
営業時間:7:00〜19:30 ※売り切れ次第終了
定休日:日曜、ほか不定休
駐車場台数:15台 席数:なし

【 県民熱愛グルメ2 】

見た目も華やか! 名店で味わう元祖わっぱ飯
〈わっぱ飯 田舎家 新潟古町本店〉

5種類ほどから選べるわっぱ飯。写真は一番人気の「鮭親子わっぱ」(1980円)。

新潟の味処として地元でおなじみの〈わっぱ飯 田舎家 新潟古町本店〉。60年以上の歴史を持つこちらの名物・わっぱ飯は地元の人はもちろん、観光客にも人気の味。

薄味のだしで炊いたホカホカのご飯の上に旬の魚介がたっぷりのった「鮭親子わっぱ」は、見た目も華やかで満足感も十分。薄い杉板を曲げてつくったわっぱからたちのぼる、白い湯気も食欲をそそります。ほか、イクラやノドグロ、タイ、カニ、サケなど新潟の美味を一度に味わえる「贅沢わっぱ飯」(2640円)もおすすめですよ。

気軽に入れる雰囲気の店構え。わっぱ飯が描かれた看板を目印に訪れて。

昭和27年に初代のご主人が考案した元祖わっぱ飯のほか、のっぺやタレかつなど新潟の味覚が味わえるメニューもたくさん。新潟の地酒とともに堪能してください。

Information

【わっぱ飯 田舎家 新潟古町本店】
address:新潟県新潟市中央区古町通9番町1457
tel:025-223-1266
access:JR新潟駅万代口から車で約10分
営業時間:11:30〜14:30(14:00L.O.)、17:00〜22:30(22:00L.O.)
※日曜・祝日〜22:00(21:00 L.O.) ※新型コロナウイルス感染拡大による営業時間の変更あり
定休日:なし
駐車場台数:提携あり 席数:100席

【 県民熱愛グルメ3 】

パンダの形がキュート! もっちり食感の名物おやつ
〈分水堂菓子舗〉

イチオシは、弥彦名産の枝豆〈弥彦むすめ〉が香る枝豆あん(170円)。

「弥彦名物といえば〈分水堂菓子舗〉の〈パンダ焼き〉」と言われるほど、多くの人に愛されているおやつ。愛らしい見た目と、米粉が入ったモチモチの生地で「日本全国ご当地おやつランキング」でグランプリを受賞したこともある逸品です。

アツアツの焼きたてはもちろん、冷めてもおいしくいただけるのが魅力。定番の小倉、チョコレート、カスタード(各160円)に加え、地元で採れる枝豆〈弥彦むすめ〉を使った枝豆あん(170円)や季節限定の味など種類も豊富なので、いろいろな味を食べ比べてみてくださいね。

弥彦観光案内所の隣にあり、入り口でかわいいパンダが出迎えます。

休日にはお店の前に長い行列ができるほどの人気ぶり。越後一宮として有名な彌彦神社や弥彦山登山の帰りなど、弥彦観光の際に立ち寄ってみてくださいね。

Information

【分水堂菓子舗】
address:新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦1041-1
tel:0256-94-2282
access:JR弥彦駅から徒歩約5分
営業時間:9:00〜16:00頃 ※売り切れ次第終了
定休日:水曜、第3木曜 ※変動の場合あり
駐車場台数:なし 席数:なし


名物がずらり! 中越エリアの推しグルメ

【 県民熱愛グルメ4 】

炒め野菜どっさりでコク深い! 
長岡の愛されラーメン〈船場食堂〉

「サッポロ」(950円)。味の要は、北海道産の赤みそと白みそをブレンドした合わせみそ。

長岡市の中心に店を構えて50年以上、幅広いメニューで愛され続ける食堂。中華鍋で野菜とスープを合わせる、いわゆる“札幌系ラーメン”を長岡市に広めた名店として知られています。多い日には1日に300杯も出るという「サッポロ」は、大量の野菜を強火で炒めたあとにスープと煮込んだ、旨みたっぷりの一杯。たっぷりのラードでスープの熱を閉じ込めているので、最後までアツアツ!

昼時には「サッポロ!」とオーダーする声が、そこかしこから聞こえてきます。

ハバネロの辛みを利かせた「辛いラーメン」(1070円)もこちらの名物です。ラーメンのお供には、毎朝200個もの数を手づくりするという「餃子」(5個560円)をぜひ。

Information

【船場食堂】
address:新潟県長岡市西千手1-4-1
tel:0258-34-3273
access:JR長岡駅から車で約5分
営業時間:11:00〜14:00(土曜・祝日〜14:30)、17:30〜20:00(19:45L.O.)
定休日:日・月曜(祝日の場合は営業)
駐車場台数:20台 席数:36席

【 県民熱愛グルメ5 】

海のまちならでは! ボリューミーな魚サンド
〈日本海フィッシャーマンズケープ〉

「サバサンド」(ビッグ600円)は、シンプルながら味のバランスが絶妙。レモン汁をたっぷりかけていただきましょう。

北陸自動車道・米山インター近くにある柏崎市の人気観光スポット。日本海の魚介を豊富に取りそろえる鮮魚センターのほか、レストランやショップもあり、見どころ満載です。

こちらの名物グルメとして人気の「サバサンド」は、カリッと揚げたジューシーなサバとスライスオニオンを挟んだ、インパクトもボリュームも抜群の一品。海のまち柏崎ならではのご馳走サンドをほおばってみてください。

鮮魚センターに隣接した炭小屋では、買い求めた魚介を炭火焼きで味わうこともできます。

施設の裏手には、日本海を一望できる恋愛成就スポット「恋人岬」も。サバサンドを片手に、足を延ばしてみましょう。

Information

【日本海フィッシャーマンズケープ】
address:新潟県柏崎市青海川133-1
tel:0257-22-4910
access:JR青海川駅から車で約5分
営業時間:9:00〜18:00(日本海鮮魚センター) ※施設により異なる
定休日:1月1日 ※ホテルは除く
駐車場台数:230台

【 県民熱愛グルメ6 】

魚沼にホルモン文化を築いた生モツの名店〈やまに〉

おすすめは「シロ」(380円)。創業当時から味つけを変えない自家製ダレが自慢です。

魚沼市に定着する、下茹でしない生のホルモンを焼いて食べる文化「生もつ焼き」。こちら〈やまに〉は、魚沼市内で最も歴史のあるホルモン店として知られる名店。提供するのは新鮮な生ホルモンのみで、ホルモン シロ、コブクロ、レバーといったさまざまな部位をリーズナブルに味わえるんです。プリプリと弾力のある生ホルモンを求めて、連日多くの常連客でにぎわっています。

お店は、子ども連れにうれしい座敷がメイン。

ぜひ部位ごとに異なる味や食感を感じながら味わってみてください。遠方から訪れるファンも多いので、予約をしてからの来店がおすすめです。

Information

【ホルモン焼 やまに】
address:新潟県魚沼市小出島124-26
tel:025-792-0120
access:JR小出駅から車で約5分
営業時間:17:00〜22:00(21:30L.O.)
定休日:日曜・祝日
駐車場台数:なし 席数:40席


長年愛される地元の味! 上越エリアのソウルフード3選

【 県民熱愛グルメ7 】

イカ天とはひと味違う! 塩スルメが上越の味〈天ぷら 若杉〉

スルメをカラッと揚げて天ぷらにした「元祖するてん」(600円)。

その日仕入れた新鮮な旬の素材を味わえる天ぷら専門店。こちらのおすすめは、上越名物として知られる「するてん」。厳選した日本海産の塩スルメを20時間天日干しにして衣を付け、ゴマ油で香ばしく揚げたもので、噛むほどに塩スルメの凝縮された旨みを楽しめます。

カウンターには日本海の地魚に旬の野菜など、日々の揚げダネが並んでいます。

オーダー後、目の前のカウンター越しに揚げてくれるので、アツアツを楽しめるのも魅力。メニューは用意していますが、素材やひとりひとりの好みに合わせ、オーダーメイド感覚で揚げてもらえますよ。

Information

【天ぷら 若杉】
address:新潟県上越市西城町2-3-33
tel:025-525-5627
access:妙高はねうまライン高田駅から車で約5分
営業時間:11:00〜14:00(13:30L.O.)、17:00〜22:00(21:30L.O.)
定休日:日曜
駐車場台数:10台 席数:20席

【 県民熱愛グルメ8 】

糸魚川で愛され続けている伝統の飴〈牧野製飴店〉

キラキラと輝く〈マキノ式飴〉(5個100円)。写真はイチゴ味。

昭和29年創業の糸魚川を代表する製飴店。看板商品は、昔ながらの伝統製法でつくる〈マキノ式飴〉。こだわりの飴は、気候に合わせた火加減で煮詰めるなど、ひと粒ひと粒丁寧に手づくりしています。子どもからお年寄りまで楽しめる素朴な味わいと、良心的な価格も人気の理由です。

カラフルな飴玉は、イチゴや黒糖、落花生など8種を用意。

バラ売りのほか、ミックス25個入り(500円)や全種33個入り(660円)も販売。さらに、季節限定フレーバーが登場することもあります。おやつやお土産にいかがでしょうか。

Information

【牧野製飴店】
address:新潟県糸魚川市本町4-10
tel:025-552-0725
access:JR糸魚川駅から徒歩で約5分
営業時間:9:00〜18:00
定休日:火曜、第4月曜
駐車場台数:1台 席数:なし

【 県民熱愛グルメ9 】

揚げたてアツアツ! 糸魚川っ子の定番グルメ
〈肉のひらさわ支店〉

絶妙な塩加減でジャガイモの旨みを引き出した「コロッケ」(1個100円)。

昔から変わらない味で愛されている糸魚川の精肉店。肉汁たっぷりの「メンチ」や昔ながらの「コロッケ」をはじめ、手づくりのお惣菜も販売しています。一番人気の「コロッケ」は、ジャガイモの旨みを引き出す塩加減と、ほど良い厚さの衣が特徴。遠方から足を運ぶファンも多いそうです。

白を基調とした爽やかな印象の店内。座って休憩できるスペースもあります。

天気のいい日は、店頭にベンチが設置されることも。せっかくなら、その場で揚げたてを楽しんでみてください。

Information

【肉のひらさわ支店】
address:新潟県糸魚川市上刈3-15-20
tel:025-552-0335
access:JR糸魚川駅から車で約5分
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水曜、ほか不定休
駐車場台数:7台 席数:12席

ご当地グルメを楽しむ新潟旅へ

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*価格はすべて税込です。

credit edit:Komachi編集部