“新しい松山土産”

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愛媛のお土産と言うと、まっさきに思い浮かぶのは「一六タルト」や「坊ちゃん団子」「じゃこ天」などではないかと思います。

でも実は、それ以外にも見た目もかわいく、味もおいしいものがたくさんあるんです。今回は、そんな新しい松山土産について……。

 

◾️大洲の銘菓「志ぐれ」

志ぐれ志ぐれ

「志ぐれ」という名前を聞いたことがない人の方が多いかもしれません。この「志ぐれ」というのは、愛媛県大洲市の郷土菓子です。年代にもよりますが、地元の人は「冨永松栄堂の志ぐれよ」というCMを見たことがあるのではないでしょうか。

どんな食べ物かというと、小豆と米粉、餅粉を混ぜて蒸したもので、羊羹やういろう、きんつばに近いけれど、甘みはそこまで強くなく、食感ももっとぱらっとした感じです。いろんなお店がこの「志ぐれ」を出していて、空港などにもありますが、地元のスーパーにも、様々なお店のものがおいてあります。

◾️けずりかまぼこ

けずりかまぼこけずりかまぼこ

これも見たことがない人がほとんどかと思います。「けずりかまぼこ」は、かまぼこを乾燥させて薄く削ったものです。白いものとピンクのものがあり、結婚式など、贈答用としても販売されているそうです。スーパーにも置いていて、価格は300円から400円程度。常温で保存できて、日持ちも1カ月くらいはあるし、何より見た目がかわいらしいので、おみやげにはぴったりではないでしょうか。

食感はチーズ鱈の、鱈の薄い部分みたいな、それよりもう少ししっかりしたもので、味は濃すぎない塩味で、お酒のあてとしてもちょうどいいでしょう。私は、存在は知っていましたが、久しぶりにスーパーで買って以来、毎回お土産として購入しています。 

 

◾️中山まんじゅう

中山まんじゅう中山まんじゅう

松山市の隣に位置する伊予市中山町にある「まんじゅう屋 久保」の「中山まんじゅう」は、地元のスーパーでよく見かけるようになりました。なんとなく存在は知っていましたが、惹かれたのは、ピンク色で描かれたお花のデザインのパッケージがかわいいから。レトロで、見る度、手に取ってしまいます。

肉まんのような食感で、少し甘めの生地にこし餡が包まれていて、オーソドックスで懐かしい感じの味です。あまり日持ちはしないのですが、300円くらいで5つも入っていてお手頃なので、お土産ではなく旅行中のおやつとして食べるのもありかもしれません。

 

◾️じゃこちくわ、ピンクのちくわ

じゃこちくわ、ピンクのちくわじゃこちくわ、ピンクのちくわ

空港やお土産店には、愛媛の名産の「じゃこ天」はたくさん売っています。愛媛では、「じゃこ天」とは呼ばず、「てんぷら」と言っていました。スーパーに行けば、じゃこ天も安価なものがたくさんありますし、ちくわも多種多様なものが売っています。

おすすめは、通常のちくわよりも、じゃこの味が効いた「じゃこちくわ」や、ピンクのちくわです。お土産用というよりは、地元の人が普段使いで買っているものなので、日持ちはしませんが、保冷バッグなどに入れて持って帰って、料理に使うのもいいのではないでしょうか。

 

◾️やすまるのしお麺

やすまるのしお麺やすまるのしお麺

松山の出汁で「やすまるだし」という商品がじわじわと人気になっています。

私が初めてこの「やすまるだし」に出会ったのは10年程前。友人を連れて道後温泉の近くにある商店街を歩いていたときでした。小さな紙コップに入った出汁のスープの試飲をすすめられ、飲んでみるとすごくおいしい。すぐにその場で出汁パックを買って帰り、その後はうどんを作ったり、炊き込みご飯を作ったりするときに使っていて、何度もリピートしています。

その「やすまるだし」を使った袋麺が空港に売っていました。食べてみると、通常のやすまるだしよりは、いくぶんスパイシーなスープになっていました。成分を見ると、クミンなども入っていたのでなるほどとなりました。

 

◾️カール(うすあじ)

カール(うすあじ)カール(うすあじ)

カールは2017年に全国での販売を終了し、西日本限定となりました。そのため、大阪などでは、カール、とくに「うすあじ」がお土産店に売られていたりするのを見ます。そのカールがなぜ、愛媛の土産なのかというと、明治の工場が松山市にあり、カールはその工場で作られたものだからなのです。

関東などでは、チーズ味やカレー味が親しまれていると聞きますが、西日本ではやはり「うすあじ」が人気で、私も子どもの頃から「うすあじ」以外を自分で購入して食べることはありませんでした。

関東でカールを食べられなくなってから、松山に帰ると「うすあじ」が恋しくて空港のコンビニで思わず買ってしまいます。

白央さんは、いろんな土地のお土産をたくさん知ってそうですね。おすすめのお土産を教えてもらいたいです。

(文:西森路代  編集:毛谷村真木/ハフポスト日本版)