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ウクライナ国境に近いポーランドの村で11月15日午後に爆発が起き、2人が死亡した事件をめぐり、北大西洋条約機構(NATO)とウクライナ政府で見解が対立している。
NATO各国は「ウクライナの防空ミサイル」がロシアのミサイルを迎撃しようとして誤ってポーランドに落ちたとする見方を強めているが、ウクライナは「ロシアのミサイルによる攻撃」とする主張を崩していない。
ロシア軍から奪還したヘルソン市を訪問した際のゼレンスキー大統領
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ポーランドの爆発がウクライナの防空ミサイルによる物だとするNATO諸国の見解に反論した。
現地の通信社「インテルファクス・ウクライナ」によると、「私たちのミサイルではなかったことは間違いありません」と強調。軍から報告の信頼性に基づいて「ロシアのミサイルだったと私は信じています」と話した。
その上で、ウクライナが墜落現場に入ることを許可されるべきで、「私たちには調査チームに参加する権利があります」と訴えている。