戦争の悲惨さや原爆の恐ろしさを語り継ごうと、坂東市の市民朗読クラブ「ひまわり」(諏訪正子代表)の原爆に関する詩などの朗読会が6日、同市山の坂東郷土館ミューズで開かれた。同クラブのメンバー8人が感情を込めて詩や絵本を読み上げ、集まった市民ら約150人が、戦争で苦しんだ人々に思いをはせた。
 同クラブは普段、学校や学童保育で絵本の読み聞かせ活動を展開。毎年8月には戦争を題材にした朗読会を開いている。これまで東京大空襲や地元の戦争体験記などを披露してきた。
 今回は、「にんげんをかえせ」の詩で知られる原爆詩人、峠三吉の代表作「原爆詩集」の内容や、東京・上野動物園で象が殺処分された実話を描いた「かわいそうなぞう」などを朗読した。
 また、被爆直後の広島の写真のスライドを上映したり、コカリナ演奏を披露したりする工夫を凝らした。
 諏訪代表は「本を読むことで、戦争がどんなに醜いかをつくづく感じている」と語った。
 会場を訪れた同市逆井の主婦(69)は「普段は聞けない戦争の話を聞いて、あらためてその恐ろしさを考えた」と話した。(小原瑛平)