県北芸術祭、道の駅効果
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  県が7日発表した2016年の県内観光客動態調査によると、昨年1年間の入り込み客数は、前年比476万9千人増(8・4%増)の延べ6180万9千人だった。県によると、増加は5年連続。県観光物産課は「国営ひたち海浜公園や筑波山など観光名所への人出が堅調に推移したほか、昨秋の県北芸術祭開催や新たな道の駅開設効果もあり入り込み客の増加につながった」とみている。
  市町村別では、大洗町の454万5千人が最多だった。アクアワールド県大洗水族館や海水浴場、商業施設の集客が堅調で5年連続で首位。次いで、市内イベントが盛況だった水戸市が373万7千人、つくば市369万6千人、ひたちなか市の362万3千人、笠間市361万2千人など。 県外観光客の都県別では、千葉、東京、埼玉、栃木、福島の順に多く、関東各都県の比率は全体の39・8%を占めた。
 訪日外国人の推計人数は前年から2万4千人増えて25万9千人で5年連続増加した。このうち茨城空港からの入国者は6万7千人だった。同課は「国内外に向けた情報発信や、旅行博や観光プロモーションによるPR活動など県内への誘客施策が徐々に浸透してきた」と分析する。
 目的別では、行祭事・イベントが23・4%、歴史・文化が17・2%、スポーツ・レクリエーションが17・1%、買い物や食事など都市観光が13・2%だった。
 観光客の消費額は、前年比1・3%増の総額2730億7100万円。1人当たりの平均消費額は宿泊客が2万4665円と前年を上回った。日帰り客は3921円と前年を下回った。利用した交通機関は自家用車が88・4%を占めた。
 観光客対象のアンケート調査では、本県観光の満足度は「非常に満足」と「やや満足」を合わせて87・1%となり、前年比で3・2ポイント増えた。  (松崎亘)