高齢社会への対応や市民の利便性を高めようと、県と鹿嶋、潮来両市が連携した鹿行広域バス(神宮・あやめライン)の実証運行が8日、スタートした。商業施設や病院、学校などを経由する2市にまたがる路線で、2018年3月末まで。利用状況を検証するなどして、同4月以降の本格運行を目指す。
 運行は毎日12便。鹿嶋市のチェリオ・イオンの停留所を起点に、小山記念病院や鹿島高などを経由後、神宮橋を渡り潮来市内を巡回する。同市洲崎の交差点で分岐して右回りは道の駅いたこ、水郷潮来バスターミナル方面へ。左回りは延方駅、潮来税務署方面に向かう。
 運賃は鹿嶋市内均一で300円、潮来市内均一200円。2市をまたがると距離に応じて300〜500円。県交通政策課などによると、事業費は3390万円。国の地方創生推進交付金を活用する。
 初日は鹿嶋市宮中のショッピングセンター「チェリオ」駐車場で開始式があり、菊地健太郎副知事、錦織孝一鹿嶋市長、原浩道潮来市長らが出席。錦織市長は東京五輪を踏まえ「鹿行地域の公共交通を整備して観光的にもつながれば」、原市長は「鹿嶋、潮来両市がより身近になる。継続的に運行できるように期待する」と述べた。
 同課は「利用実態を踏まえ、本格運行を検討したい」と話している。   (小林久隆)