常磐大生が企画 幽霊題材、物語たどる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  図書館の機能や使い方を分かりやすく伝えようと、水戸市見和1丁目の常磐大(冨田信穂学長)の学生が、ゲーム形式のガイダンス制作に取り組んでいる。5日のオープンキャンパスで、来場した高校生にお披露目された。細部を調整し、来年度の新入生向けに活用したい考え。携わった学生は「図書館の利用者が増えてほしい」と期待を寄せている。
  図書館ガイダンスの名前は「Libardry(リバードリィ)」。1年から3年までの学生5人が中心となり、今年6月から準備を進めていた。
 最大の特徴は、参加者が記憶を失った少女の霊の思い出を取り戻すストーリー形式を採用したこと。出版年や著者名など断片的なヒントを基にオンライン蔵書検索システム(OPAC)を活用し、館内の本を探す。正解するたびに、幽霊の記憶に迫ることができる内容だ。数年前から試験的に取り組んできたが、学生が中心となって企画したのは今回が初めて。
 学生による企画をサポートした同大人間科学部の寺島哲平講師は狙いについて、「授業課題のために図書館を利用する学生はいても、ブラックバイトなど日常生活のトラブル解決にはあまり使われていない」と指摘、「主体的な利用は主体的な学びにつながるはず」と力説する。リーダー役を務めた同部コミュニケーション学科3年の藤田葵さん(20)は「大学図書館でアルバイトしているが、基本的な使い方を知らない学生も多い。ガイダンスを通してもっと活用してほしい」と期待する。
 5日に開かれたオープンキャンパスでは、高校生ら56人が挑戦、慣れないOPACに苦戦しつつも、学生や司書の手を借りて本を探した。那珂市、県立太田二高3年の青田仁恵さん(18)は「検索の仕方など、大学図書館の使い方を楽しく学べた。大学生になったらたくさん本を読みたい」と話していた。 (鈴木剛史)