東日本大震災を教訓に、災害に備えて日頃の意識を高めようと、水戸市は14日、市内全域で「いっせい防災訓練」を実施した。大震災と同規模の地震を想定。携帯電話への緊急速報メール送信やラジオ放送を合図にして、小中学校や事業所、公的機関で机の下に隠れる安全行動などが繰り広げられた。
 訓練は今年で5回目。同市中央の市役所臨時庁舎に「FMぱるるん」の特別放送局を設置したり、緊急速報メールを配信したりと、情報発信にも重きを置いた市独自の内容で行った。
 同市元吉田町の市立吉田小(堀江俊夫校長、児童682人)では午前11時すぎに訓練開始を知らせる放送が校内に流れると、児童が一斉に机の下に潜り込んだ。揺れを表す擬音がおよそ1分間続く中、子どもたちはしっかりと机の脚を握って身を守り、備え付けのヘルメットをかぶって逃げる体勢を整えた。
 終了後、2年の武石いおなさん(8)は「地震はとても怖い。大人の言うことをしっかり聞いて行動できるようにしたい」と感想を述べた。堀江校長は「いざというときにしっかり動ける地域の防災リーダーになってほしい」と児童に期待を寄せた。同校ではこのほか、地元自主防災組織「吉田地区防災連合会」と連携した訓練もあり、6年生118人が担架を使って傷病者を運んだり、消防車のホースで放水したりした。