端午の節句の5日を前に、水戸市南町1丁目の老舗和菓子店「木村屋本店」では4日、子どもたちの健康を願うかしわ餅作りに追われていた。

工場ではかしわ餅の皮を機械でついて楕円(だえん)形にかたどり、かぶとの形に一つ一つ丁寧に整え、蒸し器で蒸した後、カシワの葉を巻く。こしあんとみそあんの2種類を朝早くから製造し、4〜5日のピーク時には1日約1500個を作るという。

同店の創業は水戸浪士が関わった「桜田門外の変」と同年の1860(万延元)年とされ、約160年の歴史を重ねている。6代目の木村智彦さんは、カシワの葉に込められた子孫繁栄の願いに触れながら、「子どもたちには元気に成長してほしい。ステイホームの時期なので、家族でかしわ餅を家で食べてもらえれば」と話した。