近頃話題の台湾カステラ、もう食べましたか? お馴染みのカステラとは全く違う、シュワシュワ・プルンプルンとした食感は、一度食べたらクセになるおいしさです。優しい甘さと魅力的な食感を思い出すと「食べたいな〜」と思うことが増えた筆者が、思い切って台湾カステラを作ってみることに。果たして、あのおいしさはおうちで再現できるのでしょうか?

「台湾カステラ」レシピ


台湾カステラを作ってみたい



台湾カステラ、もう食べましたか? 数年前台湾カステラに初めて出会った筆者ですが、先日高円寺にある日本初の台湾カステラのお店「新カステラ」のフルフル・シュワワ・プルンプルンとした食感に再開し、台湾カステラ熱が再燃しています。


しかし「食べたいな〜」と思っても、専門店の味を求めると電車に乗って買いに行かなければ手に入らない筆者。腰が重いことも手伝って、おうちで魅惑の食感を再現してみることに。
はてさて、あのフルフル食感は再現できるのでしょうか?



作ってみる



材料





さて、作ってみようとレシピを色々検索し、今回はニチレイのホームページに載っていたレシピを元に作ってみます。


台湾カステラといえばドドーンと四角いイメージですが、家にあるのはシリコン製のパウンドケーキ型のみ。ホームページには18㎝角型1台分とあったので、パウンドケーキ型の材料はレシピの半量くらいだろうと予想し、家にある材料で作ってみました。



  • 卵…3個 ※作る直前まで冷蔵庫で冷やしておく
  • 植物油…35g ※今回はグレープシードオイルを使用
  • 薄力粉…50g
  • 無調整豆乳…50g
  • てんさい糖…50g


下準備



  • あらかじめ冷蔵庫で冷やしておいた卵を卵黄と卵白に分ける。
  • 薄力粉はざるなどでふるう。
  • 豆乳を600Wの電子レンジで15〜20秒加熱し40℃くらい(指で触れてぬるく感じるくらい)に温める。
  • オーブンを160℃に予熱する。


作り方





まずは植物油(今回はグレープシードオイルを使用)を50℃程度に湯煎します。レシピには「ボウルよりも小さいフライパンに水を入れ、植物油を入れたボウルを重ねて温める」とありましたが、丁度いいボウルもフライパンもなかったので、フライパンに水を入れ温め、ミルクパンにグレープシードオイルを入れて湯煎しました。初めは電子レンジで温めては?と思い調べてみましたが、「電子レンジで油を温めると危険!」という書き込みを多数目にしたので大人しく湯煎で。ちょっと面倒だな〜と思いましたが、やってみるとそんなに苦もなく、ミルクパンは持ち手がついているのでとてもやりやすかったです。





オイルの湯煎が終わったら薄力粉の全量とあわせ、粉っぽさがなくなるまで泡立て器で混ぜます。このとき混ぜすぎると生地に粘りが出てしまうので、粉が消えたら混ぜるのサッとやめましょう。





お次は豆乳を2回に分けて加え、その都度泡立て器で混ぜあわせます。





豆乳が混ざったら溶きほぐした卵黄を3回に分けて加え、なめらかになるまで泡立て器で混ぜます。豆乳も卵黄も一度に加えず、何回かに分けて加えることがポイント。生地になじみやすくなりますよ。





大きめのボウルを用意し卵白を入れ、ハンドミキサーで15秒程攪拌します。1/3量の砂糖を加えて、泡がふんわりとするまで泡立てます。





さらに1/3量の砂糖を加えて、泡が3倍程度になるまで高速で泡立てます。久しぶりにラメレンゲを作りましたが、思ったよりなかなかふんわり泡立ちません。なんだか楽しい台湾カステラ作りのはずが、少し焦りを感じてきました。メレンゲは油などが付着していると泡立たない場合があるため、清潔なボウルを使うのがポイント。もしかして、ボウルがちゃんと洗えていなかったとか・・・。





3回目のてんさい糖投入後もなかなか泡立ちませんでしたが、しばらくするとツノがしっかりと立ち、ツヤと張りがあるメレンゲができあがりました。よかった・・・。





卵黄を加えた生地にメレンゲ1/3量を加えて泡立て器でさっと混ぜて卵黄生地をゆるめ、さらに1/3量のメレンゲを加えてよく混ぜてから、残ったメレンゲを卵黄生地に一気に加え、ゴムベラでムラがなくなるまで混ぜます。苦労して泡だてたメレンゲをできるだけ潰さないようにと緊張感に包まれながら混ぜました。
トロッとした卵黄生地とふわふわのメレンゲは生地の固さが異なるため、一度に混ぜるとうまく混ざらないそう。3回に分けて生地に加えることで、メレンゲの泡をつぶさずに混ぜ合わせることができますよ。





長年愛用しているシリコン型に油を塗り(分量外)、できあがった生地を流し込みます。高い位置から一度に流し入れ、流し入れたら両手で型を持ち、型の底をテーブルに2〜3回トントンと打ちつけて空気を抜き、生地をならします。





オーブンの天板の上に型を置いて、型が2㎜くらい水に浸るように天板に水を入れ、160℃に温めたオーブンで焼いていきます。レシピには焼き時間50分とありますが、今回は材料半分で作っているので、とりあえず30分焼いてみることにしました。



スポンジケーキやシュークリームを焼く際、上手に膨らんだ! と喜んでオーブンの蓋を開けたら、あれよあれよという間に萎んでしまった経験がある筆者は、かなりの緊張感を持って焼き具合を凝視。緩やかに膨らんでいた生地が、25分を過ぎたあたりから急激に膨らみ始めました。表面の焼き色もちょうどよく、予定通り30分でオーブンを開けてみると・・・





中には型からはみ出す程膨らんだ台湾カステラが!! 今のことこ萎む気配もありません。やった!





そっと型から外し竹串を刺してみると、生地がついてくることなく中までしっかり焼けています。焼き立ての甘い香りがたまらない!





写真を撮っているとやっぱり少し萎んできてしまいましたが、それでもしっかり厚みがあります。





カットしてみると空気抜きが甘かったのか気泡が少し入っていますが、切り分けた包丁からもフルフルとした食感が伝わってきました。



遂に実食!



焼き立て





大きな気泡が少々気になりますがやっと実食です! 今回は初めて作ったので緊張の連続でした。そのため実食の喜びもひとしお。





焼き立てあったか台湾カステラを大きく一口頬張ると、優しい甘さとあのシュワシュワ・プルンとした食感もきちんと感じられます。濃厚な卵の味わいが広がっておいしい!



バターソテー





カステラといえば、筆者にとって外せない食べ方・バターソテー。たっぷりのバターで、表面がこんがりきつね色になるまで焼けば、外はサクサク中フルルン。有塩バターの塩味がよいアクセントの新たな焼き菓子が誕生しました。台湾カステラのバターソテーは特においしい! 外側と中側の食感のコントラストがたまらない。



いちごクリーム





大さじ1のいちごジャムに、小さじ2の生クリームを混ぜた簡単いちごクリームを添えて。生クリームを泡立てる気力がないときにもぴったり。あっさり優しい味わいの台湾カステラに、ジャムの甘さと生クリームのまろやかさが加われば、間違いないおいしさ。



まとめ





初めて作った台湾カステラは、台湾カステラの魅力を十分感じられる一品でした。初めてで緊張感に包まれながらの作業になりましたが、それでも十分満足の、シュワシュワ・プルルン食感を味わうことができました。自分で作れば甘味や材料など好きなもので作ることができるのも魅力。次回はコクのある牛乳と、甘味たっぷりの蜂蜜で作りたいと思います。



[All Photos by Komori]