
ビーフンってあんまり食べないな・・・春雨とどう違うの? なんとなく存在感が薄いようにも感じるビーフン。ビーフンは漢字で「米粉」と書くけれど、これは「こめこ」とも読めますし。今年最後はビーフンの特徴をいかして、焼きビーフンを作りましょう! 年始のおせちに飽きたタイミングにもぴったりですよ!

ビーフンは米粉、春雨は緑豆!
ビーフンはその漢字の表記の通り米粉で作られています。一方春雨は緑豆やじゃがいも、サツマイモのでんぷんを原料にしています。調理法にもよると思いますが、ビーフンのほうが歯ごたえがしっかりしているように感じます。
また、普通の小麦粉を使った中華麺などとも違って、麺が水分でのびてやわらかくなるということもあまりないようで、スープを吸ってもまだまだしっかりと歯ごたえを感じられます。

ビーフン、万能ネギ、ツナの缶詰の3つが主な食材です!

ビーフンを使った料理はいろいろありますが、何しろ材料ほぼ3品で作るというこの企画。いろんな食材をいれた「五目」的なものは作れません。そこで「ツナ缶」です。
ご存知ツナ缶はカツオまたはマグロの缶詰。今回はちょっと贅沢してチャンク(塊)のタイプを使います。もちろんフレークでもおいしくできますよ。
おいしく作るポイントは「ツナを焼く」こと!
1.ビーフンを商品に記載の方法に従って戻します。(ぬるま湯につけるだけですぐ使えるものが多いようです)

2.フライパンを弱火にかけて、植物油、唐辛子、にんにくを入れて、香りが出るまで温めます。
3.【ここがポイント】弱火のまま汁気を切ったツナの缶詰を入れて、なるべく動かさないように、焼き目がつくまで焼きます。少し爆(は)ぜてくるので気をつけてください。

4.醤油、黒酢、酒、水、砂糖を混ぜてからフライパンに入れて、中火で一煮立ちしたら弱火にして、ビーフンを加えて炒め煮にします。ビーフン全体に色がついたら火を止めて、万能ネギを入れてフタをして3分置きましょう。ビーフンが残っている水分を吸ってくれます。もし水分が蒸発してしまっていたら、水大さじ1程度を足してください。

5.フタを開けて全体を混ぜて皿に盛り、胡椒を振りごま油を回しかけます。

このように、チャンクタイプのツナだと形が残ってボリューム感があります。ネギは余熱で少し火が入ったといった感じです。

火を止めたときにフライパンに残っていた水分は、ビーフンがしっかり吸ってくれました。それでも麺がのびることもなく、しっかりとした姿です。
ネギの扱いに個性が出ました!みなさんのできばえは?
Clubhouseのイベント中で、あんまり丁寧に説明できなかった「ネギの切り方」。いつもより大きめに斜めに切るとお伝えしたものの、いろいろなバリエーションが発生した模様です!

「ツナ缶とビーフンという保存食でこんなにおいしく簡単にできるとは! 鷹の爪と生姜たっぷりでピリ辛にしたのがおいしかったです。意図せぬクリスマスカラーだけど、クリスマスにこのメニューだと家族からクレーム出るかなー」と山口さん。
はい、もちろんクレームが来ても不思議じゃないけど、ランチならいいんじゃないでしょうか。

鷹の爪、大胆に入ってますね。仕上がり具合がとってもいい感じです。ネギはやっぱり、もうちょっと存在感があるように切ってもいいと思います。

Maruさん、「ビーフンに慣れてないので、この食感?と思いながらでしたが、噛みごたえあるとのことだったので正解かと。ネギ好きにはたまらん!ネギ大好き芸人を思い出しながらいただきました」
とにかく、こちらはネギがすごいことになってて迫力ありますね。ネギ好きならこの位いっちゃってもいいと思います!

Chikaさん、「実はビーフン買ったの初めてでした〜〜。ビーフン好きじゃなかったんですが、これならまた作りたいです!! 冷凍小口ネギが少ししかなくて、次回はネギたっぷりで作ります」
その通り! ネギはツナと共に主役です。ぜひトライしてみてください。

なかなかおしゃれなお皿に、唐辛子もどーんと!おいしそうです。
「生姜なし、鷹の爪大きいまんまで作りましたが、おいしかったです〜。次は、生姜入り、鷹の爪輪切りでリベンジしてみて味の違いを比べてみます!ツナ、よく焼くとこんなにおいしくなるんですね!新しい発見でした。」とMari.Mさん。

そうそう、こんな風に、麺がしっかりしてるんですよね。これがビーフンのいいところです。
というわけで、ネギの切り方もいろいろでしたが、もちろん自分の好みで好きなように作るのが一番! 茹でずにぬるま湯にいれたらすぐ使えるので、ささっとお昼に作るのにももってこいでした。
次回はクロアチアのチキンとプルーンの煮込みです!
[All photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]