待ちに待った『DQXI』が発売となりました! ファンの皆様におかれましては寝る間も惜しみプレイする日々が続いているのではないでしょうか?

しかしゲームが面白ければ面白いほど、現実に戻りたくない欲求が加速するというもの。
現実世界でも勇者の気分を味っていたい。そんな欲求を叶えるべく、向かったのは山形県鶴岡市。
『勇者ヨシヒコ』シリーズのロケ地として有名なスタジオセディックの庄内オープンセットに行き、現実世界で勇者気分を味わってきました。

◆異世界へのいざない…

スタジオセディックは主に日本をテーマにした映画の製作を行っている企業です。映画の撮影用に建てられたオープンセットはそのまま保存され、一般にも公開されています。『勇者ヨシヒコ』のほかにも『超高速!参勤交代』や『るろうに剣心 京都大火編』や『おくりびと』などの大ヒット映画もここで撮影されました。

路線バスは運行されていないので、鶴岡市内からレンタカーで約30分。のぼり旗を目安に山あいの道をひたすら進みます。

進行方向左手には羽黒山がそびえ立ち、手前には月山、そして湯殿山があります。出羽三山に囲まれ、霊験あらたかな場所。現実離れした雰囲気が勇者を冒険へといざないます!

ようやく現地に到着!エントランスを入ると広いスペースにお食事処や史料展示室があります。テーマパークではないので簡素な建物が多いですが、これぞまさにロケ地という印象です。

入場口にて、セット内の地図をゲット!
セットはエントランスを中心に南北に長く広がっています。

『勇者ヨシヒコ』の風景を目当てに進むなら、受付でスタッフに声をかけましょう。最新作『勇者ヨシヒコと導かれし七人』のロケ場所が記された専用のガイドマップが手に入ります。

地図を頼りに、まずは北川の農村・漁村エリアへ向かいます。

エントランス横のバス停から漂うヨシヒコ感。
すでに冒険は始まっているのだ!

オープンセット内を効率よく回るなら、受付にてバス乗り放題(500円)のオプションを付けるとよいでしょう。オープンセット内の7か所のバス停を約20分間隔で運行しています。デコボコした道をゆくバスに揺られるのも楽しみのひとつです。

◆旅立ちの地・農村エリア

到着したのは農村エリア入り口。手書き看板からもヨシヒコみが溢れており期待が高まります。バス停からのびる林道を歩いていくと…

突如として視界が広がり、のどかな農村へと辿り着きました。美しい田舎の原風景。なんという非現実感! さらに道を進むと右手側にこじんまりとした神社がみえてきました。

この神社、見たことある…!

夏なので草木が生い茂っており雰囲気が異なりますが、『勇者ヨシヒコと魔王の城』の第1話でヨシヒコが「いざないの剣」を抜いた(というか勝手に倒れた)あの神社ではありませんか!
こちらは本当の神社を用いたセットになっており、『必死剣鳥刺し』でも使われています。せっかくなので冒険の安全を祈願。

神社からのびる道が農村エリア中心部へと続いています。

青々と茂る棚田。どこを切っても絵になる田園風景が広がっています。

右手側には映画『おしん』の撮影に使われた「おしんの生家」をそのまま移築したセットがあります。違和感無くとけ込んでますね。

◆この既視感がすごい! 漁村エリア

続いては漁村エリアへGO!

あ…これは…!

溢れる既視感!

見たことあるってレベルじゃない!
間違いなく『勇者ヨシヒコ』に出てくる町です!

一つ一つの建物をじっくり見るとそうでもないのですが、引きで見ると思った以上にヨシヒコみがありました。

漁村エリア内で最も立派な「商家屋敷」。建物の中のシーンはほぼこちらが使われています。

外観も既視感。

かまども既視感。

囲炉裏も既視感。

あらゆるシーンが撮影されているかまどと囲炉裏。ドラマの中ではもっと奥行きがあるように感じましたが、実際に見ると意外にもこじんまりとしていました。

この廊下もよく見た廊下です。こちらもドラマでは奥行きを感じますが、実際はこんな感じ。

一番奥は『勇者ヨシヒコと魔王の城』にてメレブがヨシヒコ一行を歓待したお部屋。『殿、利息でござる!』や『るろうに剣心 京都大火編』でも使われています。

屋敷の中庭。『勇者ヨシヒコ』ではギャグシーンで使われましたが、『るろうに剣心 京都大火編』ではシリアスな立ち回りが行われた場所です。作品変われば雰囲気も変わりますね。

漁村エリア中心部へ。何もかもが見覚えある風景です。

居酒屋「しま屋」は室内を見学することも可能。この室内も実に見覚えがあります。

冠木門といえばヨシヒコ。ヨシヒコと言えば冠木門。冠木門を潜り抜け、しばし勇者の気分に浸ります。

漁村エリアはエントランス側と最奥側の両方から撮影されており、話ごとに撮り分けられているようです。

さきほどの冠木門をを抜けたところ。何もない風景ですが…山の稜線に見覚えがありませんか? そう、この一帯はヨシヒコ一行が仏の導きを受ける場所。毎回同じ場所で撮影されていたのですね。

◆勇者が旅立つ町・宿場町エリア

漁村エリアのバス停からエントランス方面に戻り、南側の宿場町エリアへと向かいます。

あ…これは…!

溢れる既視感再び!

見たことある感MAX!
ヨシヒコ一行がひょっこり出てきてもおかしくありません!

宿場町エリアもかなりのヨシヒコみを感じます。それもそのはず。この場所こそがヨシヒコの出身地でもあるカボイの村だからです!

宿場町エリアは漁村エリアよりもちょっと栄えている雰囲気。最新作『勇者ヨシヒコと導かれし七人』では「エフエフの村」や「ミュジコの村」として使われました。道も漁村より広めなのでモブが大勢登場するシーンで使いやすいようです。ミュジコの村の村民とヨシヒコ一行が踊り対決したのもこのあたりです。

宿場町は道が二股に別れているので左右それぞれ違う雰囲気があります。

振り返って左手側の道。こちらも実にヨシヒコみがあります。

角度を変えるとさまざまなシーンが撮れる宿場町。『十三人の刺客』や 『彼岸島デラックス』等の映画に使われています。

ヨシヒコと言えばこの冠木門。宿場町には土蔵がある最奥側と、冠木門のあるエントランス側の2つの入り口があり、話ごとに撮り分けられているようです。カボイの村は主にこの方向から撮影されています。

冠木門を過ぎたところにある土橋。ヨシヒコはこの橋を渡り旅に出るのです。ここを通過することで勇者に一歩近づけたような気分になれるかも!?

◆オープンセット巡りは冒険だ!

とにかく広いオープンセット。さまざまな映画のロケ地でもあるため、あちこちに見所があり目移りしてしまうかも。『勇者ヨシヒコ』専用の地図を見ながら、ピンポイントで巡るのがよいでしょう。冒険の基本はやっぱり地図なのです!

そして冒険と言えば装備! バス停から各エリアへ通じる道は舗装されておらず、基本は砂利道。歩きづらい靴では無駄に体力を消耗してしまいます。また、夏場は炎天下を歩くことになるので帽子を装備するとよいでしょう。草むらもあるので虫除けスプレーを携帯しておくとなお良しです。もちろん水分補給は必須。冒険に回復アイテムは欠かせません!
オープンセット巡りはまさに冒険そのもの!備えあれば憂いなしです。

というわけで現実でも勇者の気分を味わうべく向かった庄内オープンセット。思った以上にヨシヒコみがある…というかヨシヒコが庄内オープンセットをそのまま使用しているということがわかりました。

この他にも見所が沢山! 例えばエントランスそばにあるこちらの銭湯は映画『おくりびと』で使われたもの。実際にあった銭湯を移築したのだとか。
『勇者ヨシヒコ』だけでなくあらゆる映画の聖地でもある庄内オープンセット、この夏、ゲームの合間に冒険してみてはいかがでしょうか?

スタジオセディック庄内オープンセット
・基本料金
大人1,300円 子供900円
・営業時間
春・夏期(4月下旬〜9月30日) 9:00〜17:00(最終入場16:00)
秋期(10月1日〜11月下旬) 9:00〜16:00(最終入場15:00)