2020年も半分以上が過ぎ、様々な注目作がリリースされました。ですが、今後の4ヶ月ちょっとの間にも、気になるタイトルがいくつも潜んでいます。

その中には期待を集める完全新作も多数ありますが、「復活」がキーワードとなる作品も控えており、そちらも見逃せません。当時話題となった作品が移植やリマスターで蘇ったり、久しぶりに最新作が登場するシリーズなど、いずれもファン心をくすぐる展開です。

そこで今回は、2020年8月後半から年内までのラインナップの中から、何らかの形で「復活」するタイトルをピックアップしてご紹介! どんな作品が、いかなる復活を果たすのか。ぜひご覧ください。

スイッチ/PS4『キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS』:2020年8月27日発売

1980年代に訪れたサッカーブームの牽引役となったのが、当時の週刊少年ジャンプで連載されていた「キャプテン翼」です。作中に登場する必殺シュートに憧れながらサッカーボールを蹴る少年も数多くおり、その人気は当然のようにゲーム業界にも及びました。

「キャプテン翼」をモチーフとしたゲームは多数作られましたが、記念すべき1作目が登場したのは1988年4月。昭和と呼ばれる時代にリリースされ、以降の流れを築きました。そして現在、iOS/Android向けのゲームアプリが登場していますが、一方で家庭用ゲーム機向けとしては、2010年に発売されたDSソフト『キャプテン翼 激闘の軌跡』を最後に音沙汰のない状態が続きます。


ですが、ハイクオリティなアニメビジュアルと、原作再現のスーパープレイを味わえるアクション性を携えたシリーズ最新作『キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS』が、この夏に姿を現します。

約10年ぶりとなる、家庭用向けゲームの『キャプテン翼』。大空翼を始めとするお馴染みの面々が新たな装いで、最新のゲームハードを駆け抜けます。発売が目前に迫っているので、久しぶりに大画面で『キャプテン翼』を遊びたい方はお見逃しなく。

スイッチ/PS4/iOS/Android『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』:2020年8月27日発売

国内外で人気を博す『ファイナルファンタジー』は、ナンバリングを重ねるメインシリーズのみならず、数多くの派生作を生み出しました。その中でも、アクション性を備えたバトルと、最大4人の同時プレイが楽しめる“新たなFF”として注目と人気を集めたのが、ゲームキューブ向けソフト『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』(以下、FFCC)です。

絵本や童話を思わせるようなデザインと世界観は秀逸で、当時も多くのユーザーを魅了しました。またアクションバトルには、魔法をかけ合わせる連携攻撃など、マルチプレイならではの要素も。そんな『FFCC』が17年の時を経て、リマスター化を果たします。


リマスターとなる『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』では、新たな強敵が待ち受ける高難度ダンジョンが登場するほか、キャラクターのバリエーションやボイスが追加されるなど、冒険が更に楽しくなる新要素も搭載。懐かしくも新たな装いで、『FFCC』が帰ってきます。

本作ではオンラインによるマルチプレイが楽しめ、さらにクロスプラットフォームにも対応。家庭用ゲーム機だけでなく、iOS/Android版もあるため、幅広いユーザーと一緒に冒険が可能です。ちなみにソロプレイでも、モーグリの「モグ」がパートナーとして同行してくれるのでご安心を。ひとりでじっくりと。オンラインで仲間とわいわいと。どちらも楽しい『FFCC リマスター』です。


<cms-pagelink data-text="今年の9月・10月は、あのRPG作品が蘇る!" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>

スイッチ/PS4『メタルマックスゼノ リボーン』:2020年9月10日発売

コンピュータRPGが広く盛り上がりを見せ始めたファミコン時代。当時多かった中世ファンタジー風とは一線を画し、荒廃した近未来を戦車で駆けめぐる『メタルマックス』は、その個性的な作風とパワフルなゲーム性で根強いファンを獲得しました。

1作目が登場したのは1991年で、以降ナンバリング作品やリメイク作などが作られ、間隔が空く時期こそあれ、長く展開を続けるシリーズ作に成長。そして2018年には、PS4/PS Vita向けとなるシリーズ最新作『メタルマックス ゼノ』がリリースされました。2019年5月に令和が始まったので、『ゼノ』は平成を締めくくるメタルマックス作品と言えます。


平成の幕開け後に初代が生まれ、『ゼノ』でトリを飾った『メタルマックス』シリーズ。そして令和では、『メタルマックスゼノ リボーン』がその口火を切ります。本作は『メタルマックス ゼノ』をベースに、グラフィック・バトル・改造といった主軸要素のほとんどを刷新して大幅に見直し、“再誕(リボーン)”させる作品です。

アニメ調だったビジュアルもリアルなテイストが大きく加わり、鉄と硝煙をより感じるRPGへと変貌。とはいえ、2年前にリリースされた作品をどのように再誕させるのか。『ゼノ』未経験の方にとっても、興味をそそるチャレンジと言えます。

さらに本シリーズは、『ゼノ リボーン』を筆頭に、『メタルマックスゼノ リボーン2』や『コードゼロ』などのプロジェクトも進行中。『メタルマックス』が令和にどんな大砲を打ち上げるのか、要注目です。

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スイッチ/PS4『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』:2020年10月29日発売

悪魔や天使が蔓延る世界で、人智を越える存在に翻弄されながらも、自らの選択と決断で世界の在り方に迫るRPGシリーズ『真・女神転生』。会話による交渉で敵を「仲魔」に加えたり、悪魔同士を合体させて新たな悪魔を生み出すなど、刺激溢れるその背徳感を一度味わうと、なかなか抜け出せない魅力に満ちています。

そんなシリーズ作の中でも、主人公自身が「人修羅」と呼ばれる存在となり、携帯型コンピュータを使わずに悪魔を使役する『真・女神転生III-NOCTURNE』は、異色作と呼ばれながらも確固たる人気を獲得。敵の弱点を突くことで有利に戦闘を進める新要素「プレスターンバトル」は、本シリーズだけでなく『ペルソナ』シリーズなどにも影響を与え、コマンドRPGの歴史を1歩進めた作品としても知られています。

そんな『真・女神転生III-NOCTURNE』が発売された2003年から17年の時を経て、『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』がスイッチとPS4に登場します。本作はタイトルにもある通りリマスター版ですが、グラフィックスやゲーム性を向上させると共に、“原作尊重”を掲げ、ファンのイメージを崩さない姿勢で開発に当たっています。


しかも本作は、無印版ではなく、追加要素などを備えた『マニアクス クロニクルエディション』に準じる形となっています。最終バージョンとも言える作品がベースとなっているため、ファンはもちろん、新規ユーザーにとってもお勧めできる一作です。

ただし、注意点がひとつだけ。本作は、「月刊 妖(あやかし) 特別最終号」や全2枚組のCD、アマラ転輪鼓型アロマランプなどを同梱した限定版もリリースされますが、大手通販サイトの多くでは既に予約を締め切っています。筆者が巡った限りでは、実店舗でも予約は絶望的だったので、今から限定版を手に入れるのはかなり厳しい状況です。時を経ても、『真・女神転生III』が持つ人気の高さは盤石でした。

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スイッチ『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』:2020年11月19日発売

『桃太郎電鉄』シリーズといえば、対戦型ボードゲームの定番タイトルであり、その1作目は昭和となる1988年12月に登場。そこから、特に知名度を押し上げた『スーパー桃太郎電鉄』を始め、平成を駆け抜ける一大シリーズとなりました。

シリーズ作が発売された翌年か翌々年には、『桃太郎電鉄』の名を冠した次の作品が家庭用向けにリリースされ、ゲームファンにとっては定期的にリリースされるお馴染みのタイトルとして定着。ですがその展開も、2010年の『桃太郎電鉄WORLD』で向きを変え、しばらく沈黙を保つ形となります。


その停滞期を打ち破ったのが、2016年に発売された3DSソフト『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』。そして、再び動き出したシリーズの流れを止めず、令和初の『桃鉄』として登場するのが、11月19日に発売される『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』です。

4年ぶりのシリーズ最新作では、スイッチ本体を持ち寄るローカル対戦はもちろん、フレンドと最大4人まで楽しめるオンライン対戦にも対応。オンライン対戦の途中セーブも可能なので、友達と一緒に長期戦をじっくり楽しむこともできます。ちなみに早期購入特典として、1992年発売のFC版『スーパー桃太郎電鉄』のダウンロード番号がもらえるので、欲しい方は早めの行動が吉です。

スイッチ『BAROQUE-オリジナルバージョン-』:2020年月日発売
BAROQUE-オリジナルバージョン超完全移植版-Nintendo Switch?(DL専用)にて2020年発売予定!!新しい情報が入り次第お知らせいたします。#NintendoSwitch #BAROQUE pic.twitter.com/gMzmOp6kcS&mdash; スティング広報 (@sting_pr) May 21, 2020
ここからは、発売時期が2020年を予定しているタイトルをピックアップ。まずは、1998年に発売されたセガサターンソフト『BAROQUE』の移植版となる『BAROQUE-オリジナルバージョン-』が、ニンテンドースイッチ向けに配信される予定です。

スティングが開発・発売した『BAROQUE』は、「大熱波」により崩壊して歪んでしまった世界の中で、その歪みを正すべく「上級天使」が主人公を導き、「神経塔」へ誘う物語を描くアクションRPGです。「神経塔」は塔ながら、地下へ降りる構造となっており、歪んだ「異形」との戦いを経て、最下層にいる「創造維持神」を目指します。

と、このように本作独自の造語が多く、そのセンスや独特の世界観が、一部のユーザーを強く魅力しました。また単語は独自でも、その意味は推察しやすく、特殊な世界観なのに(相性の良し悪しは別にして)分かりにくさは感じさせない配慮もありました。

直接多くを語る作品ではないため、物語の把握には想像や推察する力も求められますが、強烈な個性に魅入られたユーザーは、入るたびに形を変えるフレキシブルダンジョンへと挑み、生と死を繰り返す果てに横たわる真実へと挑みました。

今回紹介したタイトルの中ではかなり通好みの作品ですが、当時の個性派RPGを味わいたい方は、プレイ予定に加えてみるのも一興です。ちなみに『BAROQUE』は、後に追加要素を備えたPS版や、主観視点から客観視点に切り替わったPS2版、両方の視点が選べるWii版などもありますが、本作は「オリジナルバージョン」と謳っているため、セガサターン版の移植と思われます。

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『ブレイブリーデフォルトII』:2020年発売

3DSを代表するRPGシリーズのひとつ『ブレイブリーデフォルト』の最新作であり、初のナンバリング作品となる『ブレイブリーデフォルトII』が、ニンテンドースイッチに登場予定です。ジョブやスキルの組み合わせて自分好みの戦い方を見つける醍醐味を、最新ゲームハードで味わいたい方も多いことでしょう。

主人公はいずれも新たな面々なので、過去作を知らない方でも問題なく遊べそうです。その一方で、タイトルにもある「ブレイブリー」と「デフォルト」を使いこなすバトルシステムは健在なので、経験済みのユーザーもご安心を。

未経験の方に向けて簡単に補足すると、防御を兼ねる「デフォルト」で行動力(BP)を溜め、BPのストックを使って1ターンで複数回行動できる「ブレイブリー」を使いこなす。これが本シリーズの要点となります。かといって防御だけしていると、状態異常を食らって戦局が悪化するなど、一辺倒では済まない戦略性もあるので油断なりません。


ちなみにBPが溜まっていない状態でも、前借りする形で「ブレイブリー」の発動が可能。ただしその場合、前借り分を相殺するまで行動できなくなる危険な状態になります。しかしその前借りで敵を殲滅できれば、何のデメリットもなく戦闘が終了するので、そこをいかに見極めるかの判断力が重要ですし、成功した時の爽快感は格別です。

続報がやや途絶えている状態ですが、体験版を通して届いた意見のフィードバックなども行っているので、次に情報が出る時は、より具体的な情報が出てくるかもしれません。できれば近いうちに、発売日の発表などが届いて欲しいものです。

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スイッチ『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者/うしろに立つ少女』:2020年発売

ファミコン時代は、推理系ADVもかなりの人気を集め、多彩な作品が登場しました。その中でも名前の挙がる機会が多いのが、『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者』(1988年)と『ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女』(1989年)です。

いずれも、ファミコンの拡張機器「ディスクシステム」向けのソフトとしてリリース。ディスクシステムは、店頭に設置された「ディスクライター」でゲームの書き換えが可能と、時代を先取るサービスが当時行われていました。そのため、両作品をお得な価格で楽しんだ方も少なくありません。

『消えた後継者』と『うしろに立つ少女』は、時間軸的には2年の差がありますが、主要人物などは共通。主人公も同一ですが、『消えた後継者』では記憶を失い、事件を追うと共に、自身の過去が明らかとなっていきます。また『うしろに立つ少女』は、『消えた後継者』の2年前が舞台。学校に軸を置く展開は、閉鎖空間ゆえの不気味さを際立たせてくれました。


いずれの作品もホラー的な要素が盛り込まれており、特に『うしろに立つ少女』の真相に辿り着いた時の驚きは、一度プレイしたら忘れられないほど。そんな衝撃的な作品が、2020年にスイッチ向けにリメイクされます。

まだ具体的な続報などは届いていませんが、「グラフィックやBGMの一新」「会話シーンはフルボイス」などの新要素を予定。ちなみに『うしろに立つ少女』は、かつてスーパーファミコン向けにリメイクされており、今回は2度目のリメイク。SFC版は現在、3DSとWii U向けにバーチャルコンソールソフトが配信されているので、待ちきれない方はそちらをプレイしてみてはいかがでしょうか。ちなみに『消えた後継者』(FC版)も、バーチャルコンソールで配信中です。


2020年に“復活”を果たすタイトルの紹介、いかがでしたでしょうか。リマスターや移植、シリーズの新展開など、いずれも懐かしさと新たな一面を見せてくれるものばかりです。


今回は年内リリース予定のものを取り上げましたが、個人的には『シェルノサージュ DX』と『アルノサージュDX』も気になるところです。まだ発売が決まった段階に過ぎず、発売時期も未定なので、まずは今回紹介したタイトルを楽しみつつ、「サージュ・コンチェルト」の続報や新たな復活タイトルの登場を心待ちにしたいと思います。古き良きゲームに、新たな光があらんことを!