2020年も終わりが近づく12月下旬。今年の『Fate/Grand Order』では様々な出来事がありました。

メインストーリーは「オリュンポス」で大きな節目を迎え、各種イベントでは新要素が登場。前例のない試みから耳を疑うような特大キャンペーンまで、驚きに満ちた1年でした。年末を迎えたこの機会に、改めて今年の『FGO』を振り返ってみましょう。

2020年は新フォーリナー「楊貴妃」の登場からスタート! 昨年を踏まえてイベント開始は1月4日に

2020年の『FGO』は「お正月キャンペーン」と「ニューイヤーピックアップ召喚」から始まりました。キャンペーンで聖晶石・呼符も大量に入手できたうえ、お馴染みの「福袋召喚」も同時開催。全マスターの興味がガチャに集中した時期です。

今年最初の新規サーヴァントには、世界三大美人にも数えられる「楊貴妃」が抜擢。正月サーヴァントは「宮本武蔵」「葛飾北斎」「紅閻魔」と日本サーヴァントが続いたので、その流れが途切れたことに驚きました。


1月4日からは期間限定イベント「復刻:雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜 ライト版」が開催。昨年の「元日からイベントを進めるのは忙しい」という声を受け、今年は三が日後からのスタートとなりました。報酬に現実の経過日数が関わるイベントなので、嬉しい調整だったと言えます。

復刻ライト版からの新要素として、敵に「楊貴妃」の登場する新たな高難度クエストも追加。全3段階の再臨状態や宝具を見せつけ、我々の所有欲を揺さぶってきました。ただし、イベントシナリオへの登場はなく、本格的な活躍はお預けに。

この約11ヶ月後にメインストーリーへ関わる形で活躍するとは、予想外の展開でしたね。

2017年の「アマゾネスCEO」が本格参戦! のんびりした雰囲気を吹き飛ばす配達イベント開催

お正月を終えた『FGO』では、新イベント「救え! アマゾネス・ドットコム 〜CEOクライシス2020〜」がスタートしました。2017年のハロウィンイベントで登場した「アマゾネスCEO」が、2020年になってまさかの本格参戦。イベントシナリオに登場するだけでなく、簡易霊衣での変身も可能となりました。

本イベントでは、1回の出撃で数時間は使えなくなる手持ちサーヴァントを管理し、次々と登場するメインクエストをこなしていくことが目的に。過去に開催された「節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔」を思い出すシステムです。


出撃禁止状態の回復を早める方法として、今回は「リラクゼーション施設」が採用。舞台設定や回復施設を変えて、今後も1年に1回ほどの頻度で楽しみたいイベントでした。

バレンタインデーとホワイトデーは立て続けに新イベント開催!

毎年恒例のバレンタインイベントでは、昨年のバレンタインサーヴァント「紫式部」に続き、同じ時代を生きた女流作家「清少納言」が新登場しました。紫式部の著書に清少納言への悪口が書かれていた逸話から、仲が悪かったとされる2人。『FGO』での関係性にも注目が集まりましたね。


昨年のバレンタイン以降に登場したサーヴァントたちのチョコ受け渡しシナリオは当然のことながら、今年は清少納言の宝具も話題に。いとエモしなダブルピース演出は絵師の間で流行し、この演出を思わせるイラストがSNSでアップされるようになりました。


これに続く形で、ホワイトデーにも新イベント「アイアイエーの春風 〜魔女と愉快な仲間と新しい冒険〜」が開催。こちらでは、第2部 第5章前編「アトランティス」から実装を待ち望まれていた「オデュッセウス」が、満を持しての登場となりました。

大魔女「キルケ―」の恋物語が描かれるというイベント説明から、一部マスターの間では「オデュッセウスがついに来るのか!?」と開催前日から話題に。メインストーリーで登場するも、実装は後のイベントだった「李書文(アサシン)」と同じパターンでしたね。

メインストーリー第2部 第5.5章「地獄界曼荼羅」でも似たようなサーヴァントがいたので、このパターンになるかもしれません。

<cms-pagelink data-text="次のページ:メインストーリーの転換点「オリュンポス」が開幕…。★5配布の衝撃も忘れられない!" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>

衝撃を与えたメインストーリー第2部 第5章後編が開幕!

大量の素材が入手できるレイドイベント「復刻版:Apocrypha/Inheritance of Glory -Triumphal-」を終えると、ついにメインストーリー第2部 第5章後編「オリュンポス」が開幕。強敵「キリシュタリア・ヴォーダイム」の異聞帯を舞台に、確かな手ごたえを感じる難敵が何体も登場。令呪や聖晶石を使った方も多いと思います(あの豊穣神とか特に……)。

クリプターのリーダーが相手なのに、未だ訪れていない異聞帯は2つも存在。「オリュンポス」はただでは終わらない気がする! という予感が的中し、第2部の転換点とも言えるシナリオが展開されました。



メインストーリー関連では、4月9日に「オリュンポス」が開幕、11月11日に「虚数大海戦イマジナリ・スクランブル」が開催、12月4日に「地獄界曼荼羅」が開幕と、今年はイベントでの開催も含めて3章が実施されました。コロナウィルスこそあったものの、2019年と同じ約半年ごとの配信ペースを保っています。

前代未聞の★5配布にマスターが湧いた! しかしコロナウィルスの影も……

大きな節目となる「2000万DL突破キャンペーン」では、初の試みとなる“★5サーヴァント1騎の配布”が実施。条件を達成することで、恒常サーヴァントの中から1騎を選んで入手できました。どのサーヴァントを貰うべきか? とりあえず「諸葛孔明」にしておけ! というのもよく見かけましたね。


★5配布が盛り上がりを見せる一方で、コロナウィルスの影響も『FGO』に打撃を与えました。ゴールデンウィークに毎年行われるコラボイベントは延期されたほか、5周年リアルイベントなども中止に。

開発進行が厳しい中でも、なんとか「復刻:オール信長総進撃 ぐだぐだファイナル本能寺2019 ライト版」をゴールデンウィーク中に間に合わせてくれた開発陣に感謝です。


また、コロナがあったからこそ見られた要素として、開発陣のみで行われた生放送が挙げられます。ストーリーのあらすじを読むカノウヨシキ氏に「イケボ!」とコメントが集まったり、背景と合わさって神々しく見えるカノウ氏が話題になったりと、普段とは異なる雰囲気に「これはこれで好き」と楽しむ声がありました。

今年のコラボは「Fate/Requiem」! 新感覚のボードゲーム風な仕掛けを搭載

例年より遅めの5月下旬より、コラボイベント「『Fate/Requiem』盤上遊戯黙示録」が開催しました。当時は原作小説も1巻しか発売されておらず、「鬼女紅葉」の本来の姿などが初公開に。キーパーソンである「ギャラハッド・オルタ」の扱いにも注目が集まりました。

イベントは「ボードゲーム」を題材としており、サイコロを使ったクエスト進行や指定サーヴァントを使った団体戦など、新感覚のシナリオが展開。おうち時間をボードゲームで楽しませる、コロナ禍を意識したイベントとも言われました。

5周年直前には復刻イベントが満載! 貴重なムーンキャンサーの獲得手段が恒常化


『Fate/Requiem』コラボ〜5周年の間には、「見参! ラスベガス御前試合〜水着剣豪七色勝負!」と「徳川廻天迷宮 大奥」が復刻。水着イベントでは、『FGO』を代表するサポーター「マーリン」が、大奥では、アルターエゴに唯一有利をとれる「カーマ」がピックアップされ、マスターたちの所有欲を揺さぶりました。


メイン・インタールードに「深海電脳楽土 SE.RA.PH」も追加され、貴重なムーンキャンサー「BB」の獲得手段が恒常化。新規に嬉しい対応だったと言えます。これにあわせて、『Fate/EXTRA CCC』関連のサーヴァントもピックアップ召喚に登場しました。


また、『FGO』史上最大の闇鍋ガチャと言われる「水着含む全体攻撃宝具ピックアップ召喚」も開催。5周年サーヴァントが控える時期だったので、様々な復刻ガチャに聖晶石を使うべきか悩んだ方も多いと思います。

<cms-pagelink data-text="次のページ:5周年では“とんでもない”サーヴァントが実装! 新たな試みにも注目。" data-page="3" data-class="center"></cms-pagelink>

キャストリアの登場で環境が一変! 周年礼装にも変化があった5周年キャンペーン

注目の5周年サーヴァントでは、大方の予想に反して「アルトリア・キャスター」が登場しました。第2部後期オープニングムービーでチラッと姿を見せたのみで、現時点でもストーリーへの本格参戦は無し。例年の実装傾向から考えても、予想外の選抜だったと言えます。

いざ実装されると、キャストリアシステムを使った周回パーティで活躍。無敵貫通を防げる新バフ「対粛正防御」で高難度もこなせるなど、ゲーム環境を大きく変える“『FGO』史上最優のサポーター”として名を馳せました。


また、今年の周年礼装「英霊紀行」にも変化が。例年は交換チケットを使って1〜2枚だけ交換できる仕様でしたが、今年は「5周年記念英霊紀行ピックアップ召喚」で全種類を入手可能となりました。

英霊紀行は、「サーヴァントが全国各地の名所を訪れたら?」をコンセプトに、実際の背景写真と描き下ろしサーヴァントを合わせた特別イラストを制作する企画「under the same sky」が大本です。現地観光にも繋がる企画だったので、コロナは本当にタイミングが悪かったとしか言えません。

水着イベントのテーマはホラーに! カルデアに染まった虞美人も注目

レースやコミケとぶっとんだテーマで水着イベントを行ってきた『FGO』ですが、今年はシンプルな「ホラー」がテーマに。呪いのビデオや違和感を覚えるシナリオなど、要所要所に仕込まれた演出が不気味な雰囲気を感じさせました。


配布の水着サーヴァントには「虞美人」が抜擢。当初のシリアスなキャラから一転、今では完璧なポンコツキャラとなり、イベントでも多数のギャグシーンを見せつけました。水着イベントから始めたマスターが、メインストーリーでの虞美人を見てどんな反応をするのか気になりますね。

3つのイベントで立て続けに新要素が登場! iPhone Xなどの端末でもフルスクリーン表示が可能に

夏を終えると、待望のボックスガチャイベント「影の国の舞闘会 〜ネコとバニーと聖杯戦争〜」が開催。限られたサーヴァントでシミュレーションゲームのように攻略を進める「聖杯戦争」が登場しました。


続く「超古代新選組列伝 ぐだぐだ邪馬台国2020」では、一定時間おきに何度でも実行できる「収穫クエスト」が登場。大量のQPや再臨・経験値素材を待つだけで入手できる、マスターにとって夢のようなシステムです。

同イベントでは、フレンドポイント召喚でも「期間限定ぐだぐだ邪馬台国2020 フレンドポイント召喚」なる試みが実施。イベント用★3礼装に加え、★3〜★4の経験値礼装、さらにはシークレット枠として「織田信勝」も登場しました。


そして、第2部 第4章〜第5章の間が描かれる「虚数大海戦イマジナリ・スクランブル 〜ノーチラス浮上せよ〜」では、マップを自分で探索していく「海域探査」が登場。5月の『Fate/Requiem』コラボも含めて、各イベントで様々な試みが見られました。


また、11月25日のアップデートでは、対応解像度がリニューアル。iPhone Xなどの端末でもフルスクリーン表示が可能となり、あの“謎の青枠”が消えました。残念ながら宝具中は再表示されますが、こちらも順次フルスクリーンへの対応が発表されています。

ちなみに、昨年の「セイバーウォーズ2 〜始まりの宇宙へ〜」に引き続き、今年もハロウィンイベントは未開催に。同時期には、かなり早めのクリスマス復刻が行われました。「ハロウィンは平成においてきた」と言われただけに、来年以降も開催は怪しいです。

年末はメインストーリーとクリスマスで大盛り上がり! サンタ役は初の男性に

今年も残りわずかとなった12月上旬には、メインストーリー第2部 第5.5章「地獄界曼荼羅 平安京 轟雷一閃」が開幕。「虚数大海戦」に続く形で、一気にメインストーリーが描かれました。

名前だけは登場していた「安倍晴明」の実装に期待が高まるものの、実際に登場したのは「蘆屋道満」と「渡辺綱」、そして「伊吹童子」です。意外にもピックアップ1からの登場となった蘆屋道満には、霊基再臨に制限をかける新手のネタバレ防止策がとられました。


そしてクリスマスイベントでは、サンタサーヴァントに「カルナ」が抜擢。サンタは女性しか選ばれないという前例を覆しました。正月の「楊貴妃」、5周年の「アルトリア・キャスター」と、前例を覆したサーヴァントは他にもいます。これを踏まえると、来年の新規サーヴァントも今までの実装傾向と異なるラインナップになるかもしれませんね。


2020年の『FGO』を振り返ってみると、各種イベントでの新たな試みが目立ちます。また、ゲームシステムだけでなくシナリオ面でも、力の入った演出が数多く見られました。初の★5配布や男性サンタなども含めて、新しいことに取り組む挑戦的な年だったと言えます。


来年に待つのはメインストーリー第2部の後半戦。間違いなく第6章「星の生まれる刻」は開幕するでしょう。現在は半年のペースでメインストーリーが進行しているので、年末には第7章も開幕し、第2部がクライマックスを迎える可能性もあります。来たる激闘に備えて、今後も周回し続けるしかありませんね!