『ポケットモンスター』シリーズをプレイしていると、登場キャラクターから思わぬ“名言”が飛び出すことがあります。

子どもの頃は何の気無しに読み流してしまうものですが、大人になって思い返すと「意外深い言葉だったなー」などと感じるかもしれません。そこで今回は、“心に響く名言”を紹介していきます。

悪役だけど憎めないサカキのスタンス
世界征服を目論み、ポケモンを使った悪事を働くロケット団のボスとして登場したサカキ。悪のカリスマとして組織をまとめ上げ、「カントー地方」を震撼させる大事件を巻き起こしました。

率直に言えば“シンプルな悪い奴”といった印象の強いサカキですが、一方で主人公に野望を阻止された際には、憎まれ口を叩きつつも素直に負けを認める武人肌的な一面も覗かせていました。そんなサカキの名言として知られているのが、『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー(HGSS)』の特別なイベントで見られる「まけを みとめなければ さきには すすめない」というセリフです。

もともと表向きは「トキワシティ」のジムリーダーを務めているため、トレーナーとして一流であることがうかがい知れるサカキの人物像。悪人ではあるものの、心の根幹には求道者的な精神が宿っているのかもしれませんね。

カリンが伝えた“好きを貫き通すこと”
『ポケットモンスター 金・銀』に登場した四天王・カリンの「つよい ポケモン よわい ポケモン そんなの ひとの かって ほんとうに つよい トレーナーなら すきな ポケモンで かてるように がんばるべき」というセリフは、当時多くのプレイヤーに強い印象を残しました。

勝ち負けがつくポケモンバトルにおいては、どうしても“強ポケ”が採用されがち。そのため能力的に恵まれていないポケモンを起用する機会は、どうしても限られてしまいます。とはいえ強い弱いにかかわらず、自分の好きなポケモンを活躍させてあげたいものですよね。

ちなみに、カリンの言葉を体現した人物として有名なのが、2014年に世界大会を制したパク・セジュン選手。当時決して強いポケモンとはいえなかったパチリスで結果を残した彼の雄姿に、感動を覚えたという人も多いのではないでしょうか?

モブキャラがロケット団に突きつけた“ドギツい格言”
『HGSS』の物語終盤にて、ロケット団が「コガネシティ」の「ラジオとう」を占拠するという事件が発生します。騒動を解決するべく、主人公は団員のコスチュームを身にまとって内部へ潜入しなければなりません。

その際、街にいるNPCに話しかけると、普段とは違ったセリフを聞くことが可能。当然、ロケット団のメンバーだと思われているので反応は少々刺々しいものに。中でも「コガネひゃっかてん」の1階にいる老紳士からは、「ロケットだんが ひゃっかてんに なんのよう かな?」「ここには ただしいこころ なんて うってないんだよ」と皮肉の効いた強烈な言葉をお見舞いされるのです。

悪事を働く人に対して、これ以上に“こうかはばつぐん”なセリフが存在するのでしょうか。ただ、仮に“正しい心”が売っていたとしても、ロケット団が買うかどうかは微妙なところですね…。

11月18日に発売を控えている『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でも、新たな名言が生まれるかもしれません。プレイする際には、一つ一つのセリフに注目してみてはいかがでしょうか?