声が枯れる原因は、大声の出し過ぎやストレス、飲酒・喫煙、病気などさまざまです。この記事では、声が枯れる具体的な原因と、即効で治すためのポイントなどについて解説します。声の枯れは背後に大きな病気が隠れている可能性もゼロではありません。喉に違和感がある、声の枯れが続いているといった人はぜひ参考にしてください。

声が枯れる原因

声が枯れる原因は、日常生活の習慣に由来しているものと心理的な側面に由来しているものに分けることができます。

例えば、日常生活の習慣に由来するものとしては、大声を出して話をすることや喫煙などがあげられます。スポーツ観戦で大声を出した次の日に声が枯れている経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。これは声帯が炎症を起こしているため、声が出にくくなっています。また、喫煙に関しては、タバコに含まれているニコチンやタールが喉の炎症を引き起こしています。

また、心理的な側面に由来するものとしては、ストレスが原因で声が出なくなる「心因性失語症」が挙げられます。また、声帯の筋肉が継続して過度な緊張状態に陥ることで発生する「痙攣性発生障害」なども原因です。

そのほかにも、以下のようにさまざまな病気や疾病が原因となって声が枯れることもあります。

◆喉頭炎:喉頭の粘膜が炎症を起こすこと
◆急性喉頭炎:細菌に感染して起こる咽頭の炎症
◆声帯ポリープ:喉に負担をかけすぎて内出血が起こりできる良性の腫瘤
◆声帯結節:声摩擦によって声帯にできる良性の腫瘤。喉を長時間使用すると発生
◆声帯麻痺:声帯の筋肉を操作する反回神経が麻痺すること
◆声帯萎縮:加齢に伴い声帯が痩せて弱っていくこと
◆喉頭がん:喉のがん。喫煙やアルコールの長期的かつ継続的な摂取が主な原因とされる

このように、声が枯れる原因はさまざまであるため、原因に思い当たる部分がない場合は病院を受診することをおすすめします。

声の枯れを即効で治す方法は?

ここでは、声の枯れを可能な限り速攻で治す方法について解説します。声が枯れていて困っている人はぜひ実践してみてください。

安静にする

声が枯れているときは、喉に負担をかけないようにするためにできるだけ発声を控え、安静にしましょう。例えば、大声を出して声が枯れた場合、直後から発生を控えることができるかどうかでその後の炎症の具合を大きく左右します。

また、安静にする際は、室内を加湿する、うがいをこまめにする、酒やタバコといった刺激物はできるだけ避けるといったこともあわせて行うといいでしょう。

そのほかにも、外出時はもちろん室内でもできるだけマスクをつけることをおすすめします。

喫煙・飲酒を控える

先ほども触れているように、喫煙や飲酒は喉に刺激を与えてしまうため、できるだけ避けるようにしましょう。日常的に喫煙・飲酒を行っている人にとっては、いきなり止めることは難しいと考えられるため、量を減らすことから取り組みましょう。量を減らすことも難しい場合は病院を受信し専門医に相談することをおすすめします。

市販薬を使う

市販薬で喉のセルフケアを行うこともできます。市販薬には、飲み薬だけでなく、飴やドロップ、トローチ、殺菌効果・炎症止め効果のあるうがい薬などもあります。また、持ち運びやすく外出時に気軽に使用できるスプレー剤などの利用もおすすめです。

ただし、すでに薬を服用されている場合は、薬の成分が重なっていないかどうか注意してください。気になる場合は医師や薬剤師に市販薬を服用できるかどうか相談してみるといいでしょう。

飲み物に気をつける

声の枯れの程度にもよりますが、症状が軽い場合は、喉にいい飲み物を摂取することで改善する可能性があります。以下のような飲み物は、喉に潤いを与え、保湿も期待できるためおすすめです。

◆はちみつ
◆ハーブティー
◆緑茶

はちみつには殺菌効果があり、疲労回復などの作用も備わっている点が特徴です。そのまま食べても構いませんが、ドリンクなどに溶かして飲むこともできます。

また、ハーブティーは、鎮痛効果が期待できます。カモミールやユーカリなどのハーブティーを試してみてください。

そして、緑茶は殺菌作用に優れるカテキンを含んでいます。

これらの飲み物は比較的入手しやすく、手軽に摂取できるため、ぜひ試してみてください。

声を枯らさないようにするポイント

ここでは、声を枯らさないようにするポイントを2つご紹介します。特別なポイントではないため、普段の生活の中から心がけてみてください。

大声を出さない

声が枯れる原因の1つが大声を出すことであるため、できるだけ大声を出さないように心がけてください。また、スポーツ観戦などで大声を出した場合は、直後から喉を安静にし、室内の加湿、刺激物を食べないといった対策を行うようにしましょう。

喫煙に注意

タバコのタールやニコチンが喉や気管に刺激を与えることで声帯が炎症を起こし、声の枯れにつながるため、できるだけ喫煙量を減らすようにしましょう。いきなりゼロにすることは難しいため、徐々に本数を減らす、禁煙治療を提供している病院を受信するなどしてみてください。

病院を受診する目安

声の枯れは、通常であれば4〜5日程度で改善されますが、それ以上症状が続くようであれば、早めに病院を受診しましょう。

また、声の枯れだけでなく、声が出しにくい、喉の痛みを伴う、食べ物が喉を通るとき痛みがあるなどそのほかの症状がみられる時も病院の受診をおすすめします。

声の枯れの原因がストレスなどの心理的なものである場合、市販薬だけでは対応できない可能性もあります。また、大きな病気が背後に隠れている可能性もあるため、少しでも気になるようであれば、速やかに病院を訪れてください。

まとめ

今回は、声の枯れについてその原因や即効で治すためのポイントなどについて解説しました。声が枯れる原因は、大声の出し過ぎやストレス、喫煙、病気などさまざまです。声の枯れを少しでも早く直したい場合は安静にし、タバコや酒などの刺激物の摂取を避けることが大切です。喉の痛みや声の出しにくさなど声の枯れ以外の症状が見られる場合は、早めに病院を受診してください。