●仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 企業の課題解決サービス「デジタル化の窓口」を運営するクリエイティブバンク(東京都千代田区)は、全国の会社員・役員約1000人を対象に「ビジネスチャットの使い方」に関するアンケートを実施した。ビジネスチャットにおけるスタンプについて、40.6%が「使わない」と回答。スタンプの使用に抵抗感がある相手は「取引先の相手」が最も多かった。

●ビジネスチャットでスタンプを使用する?

 ビジネスチャットでスタンプを使用するか聞いたところ、50.1%が「使う」、40.6%が「使わない」と回答した。世代別では、40代のみ「使わない」(49.2%)割合が、「使う」(40.0%)割合を上回る結果となった。

 同社は「40代は職場のパソコン導入、インターネットの普及などにより、急激なコミュニケーション方法の変化に対応してきた世代。上下の世代間の橋渡し役として、文字や口頭など言語での表現を重視する傾向にあるといえそうだ」とコメントする。

 スタンプの使用時に感じる抵抗感について聞いた。取引先の相手に対して「抵抗がある」(40.7%)、「どちらかと言えば抵抗がある」(17.0%)との回答を合わせると、57.7%が「抵抗がある」と回答。「役員」や「上司」よりも高い割合となり、社外の相手には抵抗感を感じる人が多い傾向がうかがえる。

 「抵抗感」を世代別でみると、50代は55.3%、20代は25.2%が「抵抗がある」と回答、その差は2倍超となった。

●ビジネスチャットで気を付けていることは?

 「社内で使用しているビジネスチャットのコミュニケーション」について聞いたところ、気を付けていることとして最も多かったのは「あくまでも業務上の連絡であることを心掛ける」(72.4%)、次いで「私語や雑談を控える」(46.2%)だった。「どちらかと言うと気を付けていない」(14.9%)「気を付けていない」(4.1%)を合わせた19.0%と比べると、2倍の差が生じた。

●ビジネスチャットの使用率は?

 勤め先でビジネスチャットを使用しているかを尋ねたところ、「はい」は43.8%、「いいえ」は46.8%だった。

 「はい」と回答した人にどのようなビジネスチャットを使用しているか聞いた。社内・社外問わず、1位は「Microsoft Teams」(社内42.8%、社外38.8%)、2位は「Slack」(同12.6%、16.2%)、社内3位は「LINE」(同8.9%、12.2%)、社外3位は「Skype」(14.6%)だった。また社外とのコミュニケーションには「ビジネスチャットを使用しない」という回答が19.7%と、社内と社外でツールの使い分けをしていることが分かった。

 調査は、全国の会社員や役員である20〜60代の男女を対象にインターネットで行った。期間は10月25日〜11月1日、有効回答数は1090人。