Webメディアの運営・コンサルティングなどを手掛けるビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は1月13日、40代で未経験の仕事に転職した146人を対象に実施した「40代の転職に関する意識調査」の結果を発表した。

 「40代で未経験の仕事に転職した理由(複数回答可)」を尋ねると、「やりたい仕事・新しい仕事への挑戦」(19.9%)が最も多く、「倒産・解雇・契約終了」(15.8%)、「収入アップのため」(12.3%)、「ライフスタイルの変化」(11.6%)、「希望の仕事に就けなかった」(8.9%)と続いた。

 1位の「やりたい仕事・新しい仕事への挑戦」と回答した人からは、「昔からやってみたかった仕事に、真剣に取り組みたくなった」(48歳 女性)、「今まで経験したことのない仕事にチャレンジするには今が最後になるのではと感じた」(42歳 女性)、「今までの仕事は食いつなぐためだけでやっていた。本当に興味のある仕事に転職できるのは、この年齢が限界だと思ったから」(40歳 男性)といった声が寄せられた。ビズヒッツによると、20〜30代は家庭や子育てと両立できる仕事をして、子どもに手がかからなくなった40代から本当にやりたかった仕事に挑戦したというコメントも目立ったという。

 2位の「倒産・解雇・契約終了」と回答した人の中からは、「長年勤めていた会社が倒産し、急いで次の仕事を探したため」(49歳 男性)や「会社の業績が悪く派遣切りにあって、選ぶ余裕がなかった」(40歳女性)といった声が寄せられた。

 3位の「収入アップのため」と回答した人は「子どもが3人おり、高校や大学など大変なお金がかかるから」(41歳 女性)や「年収がなかなか上がらないため、老後の生活を考え、思い切って転職することを選んだ」(40歳 男性)といったように、給与の低さを不満に感じて転職したようだ。

●転職のために準備したことは?

 「未経験の仕事をするために準備したこと(複数回答可)」を尋ねると、1位は「業界や仕事内容のリサーチ」(24.1%)で、2位は「仕事に関する勉強」(19.0%)、3位は「資格の取得」(17.2%)と続いた。ビズヒッツによると、20〜30代の転職者に多い「資格取得」や「職業訓練に通う」という回答は、40代では少なめだという。同社は、「働くうえでのスキルはすでに身についている」や「未経験とはいえ、ある程度これまでの経験やスキルを生かせる業界や職種を選ぶ人が多い」といった理由があるのではないかと分析する。

 「転職後の年収は上がった?」という質問に対しては、「下がった」(56.2%)が最も多く、「上がった」(28.1%)、「変わらない」(15.7%)と続いた。ビズヒッツは、転職による収入減は「未経験からのスタートになったこと」が主な理由だとしている。

 「未経験の仕事に転職してよかった?」と尋ねると、「転職してよかった」が78.8%を占める結果に。「どちらかといえば悪かった」(13.7%)や「悪かった」(7.5%)といったネガティブな回答は少数だった。

 転職してよかったと回答した人からは「未経験の職場に転職することで、視野が広がり、人生観や価値観も変わった」(40歳 男性)や「未知の業種には、それまで縁のなかったいろいろな人がいて自分の価値観が変わった。収入と人間関係どちらも良くなった」(40歳 女性)といった声が寄せられた。また、転職に失敗したという人は、その理由として「求人内容と実際の業務内容が違った」や「仕事内容が合わなかった」などを挙げた。

 今回の調査は2020年12月5〜19日にインターネット上で実施した。