採用管理システム「SONAR ATS」を提供するThinkings(東京都中央区)は、第三者割当増資と金融機関からの借入によって、総額9.5億円の資金調達を実施したことを発表した。

 調達した資金は、SONAR ATSのサービス強化や人材採用などに充てるとしている。引受先はインキュベイトファンド、XTech Ventures、i-nest capital、みずほキャピタルの4社。

 「SONAR ATS」は、ソフトバンク、ニトリ、NTTデータなど約800社(2021年1月時点)が利用する採用管理システムだ。全ての応募経路からのデータを一元管理するほか、応募者へのLINE連絡や状況の分析を可能とする。また、22種類のSaaSとAPI連携していて、柔軟な情報連携に対応する。

 今後はさらに連携サービスを増やし、他のHRサービスと組み合わせたシームレスな採用管理ができる環境を目指す。同社によると、23年度(24年7月)中に2000社の企業への導入、21年度(22年7月)までに100のHRサービスとのAPI連携を目標にする。

 Thinkingsの吉田崇社長は、今回をきっかけに新たに「採用の解像度」という概念を打ち出すとした。「各企業が応募者一人一人に向き合える最適な採用プロセスを築くことができれば、企業と応募者双方にとって幸せな採用活動になると信じています。今回調達した資金は、事業強化と仲間の採用に投資し、一丸となってこのビジョンの実現に努めて参ります」とコメントしている。