アサヒグループホールディングスが2月12日に発表した2020年12月期(20年1〜12月)通期連結業績は、売上高が前期比2.9%減の2兆277億円、営業利益が32.9%減の1351億円、純利益が34.7%減の928億円と減収減益だった。

 主力の酒類事業は、売上高が前期比14.5%減の7582億円、営業利益が36.0%減の659億円。購入後そのまま飲める缶チューハイといった「RTD」(Ready To Drink)が家飲み需要を取り込み、好調だった一方、新型コロナウイルスの影響で、飲食店向けのビールの売り上げが大幅に落ち込んだ。

 飲料事業は、売上高が前期比6.2%減の3533億円、営業利益が6.1%減の289億円。販促活動を強化した炭酸飲料の販売数量が、前年実績を上回ったが、外出自粛に伴う自動販売機での売上減などが響き、全体では減収だった。

 その他、食品事業では、オフィス勤務の減少に伴い、タブレット菓子「ミンティア」の売り上げが大幅に減少。売上は前期比4.2%減の1234億円、営業利益は16.2%減の111億円。

 国際事業は、昨年6月に取得した豪州のビール・サイダー事業(CUB)の新規連結効果などにより、売上高が13.5%増の7929億円。しかし収益性の悪化やCUB事業取得に伴う一時費用の発生で、営業利益は31.4%減の520億円だった。

 21年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比13.2%増の2兆2960億円、営業利益が59.8%増の2160億円、純利益が63.7%増の1520億円を見込む。