不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULL(ライフル、東京都千代田区)は、「2021年 LIFULL HOME'S 住みたい街ランキング」の関西版と中部版を発表した。「LIFULL HOME'S」に掲載された物件の問い合わせ数から、「借りて住みたい街」と「買って住みたい街」のランキングを算出した。

●関西版の結果は?

 関西版(大阪府、京都府、兵庫県)の「借りて住みたい街」ランキングでは、5年連続で「三ノ宮」(JR東海道・山陽本線など)が1位となった。2位は「新大阪」(大阪市営御堂筋線など、前回と変わらず)で、3位は「武庫之荘」(阪急神戸本線、前回9位)という結果に。ライフルは「いずれも交通・生活の利便性が高く、賃貸物件も豊富で利便性に対して賃料相場が安定しているエリアがこれまで通り人気を集めている」と分析する。また、関西は全国からの人口流入が少ないこともランキングに影響しているようだ。

 関西の「買って住みたい街ランキング」では、「本町」(大阪市営御堂筋線など)が2年連続で1位となった。2位は「三ノ宮」(JR東海道・山陽本線、前回32位)、3位は「谷町四丁目」(大阪市営谷町線など、前回15位)だった。

 ライフルは「交通と生活の利便性が共に良好でマンション分譲がコンスタントに継続しているエリアに注目が集まっている状況」と分析する。大阪のオフィス街では企業の自社ビルがマンションに建て替えられる動きがあり、ランキングにも反映されているようだ。

●中部の結果は?

 中部版(愛知県、岐阜県、三重県)の「借りて住みたい街」ランキングでは、「岐阜」(JR東海道本線など)が3年連続で1位を獲得した。2位は「豊橋」(JR東海道本線など、前回3位)、3位は「岡崎」(JR東海道本線など、前回4位)という結果に。前回とほぼ同じ顔触れが上位を占める結果となった。

 「買って住みたい街」ランキングでは、「名古屋」(JR東海道本線など)が前回の49位から急上昇し、初めての1位を獲得した。ライフルは「名古屋駅の周辺では徒歩圏で大規模物件の分譲があり、またバス便で名古屋駅に紐(ひも)づいている大規模分譲物件があることも影響していると考えられる」と分析する。名古屋駅周辺では再開発が進んでいることから、今後の動向が注目される。

 今回の調査は「LIFULL HOME'S」のユーザーを対象に、2020年1月1日〜12月31日に実施した。「LIFULL HOME'S」に掲載された関西(大阪府、京都府、兵庫県)と中部(愛知県、岐阜県、三重県)における賃貸物件・購入物件のうち、問い合わせの多かった駅名をそれぞれ集計した。